天女の羽衣伝説マラソンの翌日は、いつも観光地を巡って帰っている。今回も、神戸のイノさんの案内で2か所の素晴らしい観光スポットに連れて行ってもらった。
まず最初に行ったのが、西国三十三所霊場の最後となる三十三番目の谷汲山華厳寺だ。四国八十八ヶ所巡礼と並び西国三十三所巡礼も有名な巡礼行である。こちらのほうは、まだ良く知らない寺院ばかりで、過去に行ったことがあるのは第1番の青岸渡寺(那智)と第30番の宝窟寺(竹生島)くらいのものだ。最後の満願寺に行ったというのも何かの縁があるような気がする。
参道の入り口に車を停め、山門まで歩いていく。この参道が結構長くて1キロくらいある。マラソンの後なのでリハビリがてらゆっくり歩くのがいい。桜並木の参道には、お土産屋や食事処、朝市が立ち並び、賑やかだ。
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大きな仁王門の前まで来た。西国第三十三番満願霊場と刻まれた石柱があり、立派な門である。
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さらに石段を登ると、本堂だ。本尊は十一面観音で、西国三十三所の札所としては、唯一近畿地方以外(岐阜県揖斐川町)にある。
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本堂でお参りを済ませると、その横に本堂の地下を巡る「戒壇巡り」の入り口があった。長野の善光寺にも同様の「戒壇巡り」があり有名だが、同じように真っ暗な闇の中を巡るというのが面白そうなので挑戦してみた。真っ暗な回廊を進んでいくと、奥の方に錠前があり、それに触ると、極楽浄土が約束されるという。全く光が入ってこない暗闇を進むのが如何に恐ろしいかという事を実感させてくれる。結局、錠前がどこにあったか分からずそのまま出口に出てしまった。極楽浄土に行くのは大変な事だ。
華厳寺から、さらに数十キロ走って美濃まで向かった。2番目の観光スポットは、美濃市内にある「うだつの上がる町並み」だ。ここも、伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸期を通じて美濃和紙を中心とした商家の街並みが保存されている。裕福でないと上げられなかった「うだつ」(防火壁)の上がる家が立ち並び、歴史的景観を堪能できた。
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ちょうどこの日は、「美濃まつり」の当日であることから大勢の観光客で賑わっていた。
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4月第2土・日曜日の美濃市は祭り一色となり、土曜日に「花みこし」、日曜日に「山車・練り物」が行われる。今回は、それを見るのが目的で美濃まで行った訳である。神社で山車が勢ぞろいしているというのを聞き、急いで「うだつの上がる町並み」から神社に向かう。
山車の先頭は、靱車(うつぼぐるま)という市内最大の山車で、カラクリ人形が踊っていた。
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桃太郎などに扮した子供たちが可愛い。
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我々も、参道のいい場所で山車の行列が動き出すのを待った。
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神社では、開式の祝詞があげられているようだ。
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そして、行列が動き出した。
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先頭の山車「靱車」が目の前までやってきた。
「靱車」が目の前で止り、再びカラクリ人形が動き出した。童子が踊っていたかと思うと、突然猿の顔に変化するのが一番の見ものだ。
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三輪車の後に舟山車が続く。人形は神功皇后と竹内宿弥だという。
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その後ろには、可愛いカラス天狗の子供たちだ。
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背中の羽根も可愛い。
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一番後ろには、大きな鼻のカラス天狗だ。
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さらに、布袋様の布袋車も続いていた。
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こちらは、花さか爺さんだ。
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灰を撒くパフォーマンスに観客は大喜びだ。
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聖王車も続く。
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これは、浦島太郎が乗った竜宮からの御使いのカメだ。
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一通り山車を見て帰ることにした。帰り道の道の駅近くまで行くと、突然ピンクに彩られた神輿を積んだトラックがやってきた。
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土曜日に開催されていたはずの「花みこし」がすぐ近くで行われたのだ。パンフレットを見て、これが一番見たかったのだが、まさか本当に見られるとは思っていなかったので、偶然の産物だった。ラッキーだったというしかない。美濃紙の産地らしく紙の花を付けた「しない」約300本をみこしの屋根に取りつけ、ピンクの「花みこし」を担いで練り歩くのである。
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土曜日は、大小30基余りの「花みこし」が町中を練り回ったようだが、この日は1基だけ道の駅周辺を練り歩いてくれたようだ。桜の花が乱舞している様が見事だった。華厳寺、美濃とも初めてだったが、大満足の観光ツアーであった。
まず最初に行ったのが、西国三十三所霊場の最後となる三十三番目の谷汲山華厳寺だ。四国八十八ヶ所巡礼と並び西国三十三所巡礼も有名な巡礼行である。こちらのほうは、まだ良く知らない寺院ばかりで、過去に行ったことがあるのは第1番の青岸渡寺(那智)と第30番の宝窟寺(竹生島)くらいのものだ。最後の満願寺に行ったというのも何かの縁があるような気がする。
参道の入り口に車を停め、山門まで歩いていく。この参道が結構長くて1キロくらいある。マラソンの後なのでリハビリがてらゆっくり歩くのがいい。桜並木の参道には、お土産屋や食事処、朝市が立ち並び、賑やかだ。
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大きな仁王門の前まで来た。西国第三十三番満願霊場と刻まれた石柱があり、立派な門である。
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さらに石段を登ると、本堂だ。本尊は十一面観音で、西国三十三所の札所としては、唯一近畿地方以外(岐阜県揖斐川町)にある。
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本堂でお参りを済ませると、その横に本堂の地下を巡る「戒壇巡り」の入り口があった。長野の善光寺にも同様の「戒壇巡り」があり有名だが、同じように真っ暗な闇の中を巡るというのが面白そうなので挑戦してみた。真っ暗な回廊を進んでいくと、奥の方に錠前があり、それに触ると、極楽浄土が約束されるという。全く光が入ってこない暗闇を進むのが如何に恐ろしいかという事を実感させてくれる。結局、錠前がどこにあったか分からずそのまま出口に出てしまった。極楽浄土に行くのは大変な事だ。
華厳寺から、さらに数十キロ走って美濃まで向かった。2番目の観光スポットは、美濃市内にある「うだつの上がる町並み」だ。ここも、伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸期を通じて美濃和紙を中心とした商家の街並みが保存されている。裕福でないと上げられなかった「うだつ」(防火壁)の上がる家が立ち並び、歴史的景観を堪能できた。
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ちょうどこの日は、「美濃まつり」の当日であることから大勢の観光客で賑わっていた。
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4月第2土・日曜日の美濃市は祭り一色となり、土曜日に「花みこし」、日曜日に「山車・練り物」が行われる。今回は、それを見るのが目的で美濃まで行った訳である。神社で山車が勢ぞろいしているというのを聞き、急いで「うだつの上がる町並み」から神社に向かう。
山車の先頭は、靱車(うつぼぐるま)という市内最大の山車で、カラクリ人形が踊っていた。
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桃太郎などに扮した子供たちが可愛い。
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我々も、参道のいい場所で山車の行列が動き出すのを待った。
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神社では、開式の祝詞があげられているようだ。
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そして、行列が動き出した。
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三輪車の後に舟山車が続く。人形は神功皇后と竹内宿弥だという。
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背中の羽根も可愛い。
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一番後ろには、大きな鼻のカラス天狗だ。
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さらに、布袋様の布袋車も続いていた。
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こちらは、花さか爺さんだ。
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灰を撒くパフォーマンスに観客は大喜びだ。
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聖王車も続く。
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これは、浦島太郎が乗った竜宮からの御使いのカメだ。
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一通り山車を見て帰ることにした。帰り道の道の駅近くまで行くと、突然ピンクに彩られた神輿を積んだトラックがやってきた。
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土曜日に開催されていたはずの「花みこし」がすぐ近くで行われたのだ。パンフレットを見て、これが一番見たかったのだが、まさか本当に見られるとは思っていなかったので、偶然の産物だった。ラッキーだったというしかない。美濃紙の産地らしく紙の花を付けた「しない」約300本をみこしの屋根に取りつけ、ピンクの「花みこし」を担いで練り歩くのである。
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土曜日は、大小30基余りの「花みこし」が町中を練り回ったようだが、この日は1基だけ道の駅周辺を練り歩いてくれたようだ。桜の花が乱舞している様が見事だった。華厳寺、美濃とも初めてだったが、大満足の観光ツアーであった。