ソニーから面白い製品が発売されるようになったそうだ。その名は、「ハウス リモート コントローラー」という。ハウスとは、「ホーム・ユーザー・インターフェース」の略で、「HUIS」を無理やり読ませている。テレビ、ビデオレコーダー、エアコンなど家庭にある複数のリモコンをひとつにまとめることを目的とした機器である。
この機器は、各社のテレビ・ビデオ・エアコンなど、主だった機器のリモコンデータとレイアウトは登録済みなので、そのまま単に「複数のリモコンを束ねたもの」として使うことができる。また、パソコン用の「カスタマイズアプリ」を使えば、ボタンのサイズやデザインを自由に変えたり、好きな写真を壁紙にしたりもできる。あるいは、リモコンの中からよく使うボタンだけを集め、オリジナルのリモコンを作ることもできるという。そして、内蔵している赤外線信号データベースにない家電でも、赤外線信号を学習する機能で、操作可能にできるそうだ。
スマホのアプリでも、リモコンをまとめるものが出ているが、この「ハウス リモート コントローラー」の一番のポイントは、画面が液晶ではなく「電子ペーパー」を使っていることだ。電子ペーパーは通電していなくても表示が維持されるため、画面が消えない。つまり電源を入れるという操作をしなくても、ハウスに表示されたボタンを押せば、それがリモコンボタンの代わりになるということで、スマホより操作性がいいといえる。ただ、残念なことに価格が2万7950円(税込み)というのは高すぎる。
詳細はこちら。
https://first-flight.sony.com/pj/2/HUIS%20REMOTE%20CONTROLLER