神戸に行く用事ができたが、せっかく行くので前日から周辺の観光しながら行くことにした。初日は、神戸から少し足を伸ばして姫路を観光する。新幹線の姫路駅で下車すると、娘夫婦が待って居てくれたので、一緒に車で移動する。
ちょうどお昼間際だったので、揖保乃糸 資料館「そうめんの里」にまず寄る。「そうめんの里」は、西播磨地域の伝統産業で全国各地で親しまれている「手延べそうめん」の伝統の技と味わいを体験する施設である。最初に、そうめんの歴史と製造工程を詳しく学習していく事になった。
ちょうど実演コーナーの時間となり、女性ガイドの案内の元、そうめんを伸ばす作業の実演が始まった。
実演が終わった後、伸ばしたそうめんを触ってみる。糸のように細いそうめんがゴムのように伸びて凄い弾力があるのが良く分かる。
その後、資料館内を案内してくれるとの事で、女性ガイドと共に館内を回る。いろんな作業の様子が、人形で再現されている。機械化されていない明治時代は、こんな具合に大変な作業だったというのが良く分かる。
「板切」 生生地を切って、桶に巻き込む作業
「小均」 小均機という機械で6mmほどのそうめんにする。
「小分け」 熟成させたそうめんを干機にかけて延ばしていく。
こちらは、現在のそうめん製造工程だ。機械化され、明治時代の面影はまったくない。
一通り見学が終わり、お腹がすいてきたので、館内にあるそうめんレストラン「庵」でランチとする。メニュー表を見ると、そうめん尽くしだ。普通の冷たい素麺や温かい素麺の他に、素麺の巻き寿司や揚げ素麺など、珍しい素麺料理がズラリとラインナップされている。
◎揚げ麺明太シラス 揚げそうめんにトロミのある和風出汁がかかっていて、シラスと明太子がのっている。
◎揚げ麺ベーコントマト 和風と洋風がミックスした新感覚のそうめん。ベーコンとトマトがそうめんに合う。
◎そうめん巻寿司 ご飯でなく、細かいそうめんがぎっしり詰まっている。
「そうめんの里」から車で10分くらい走ると書写山ロープウェイ乗り場に着いた。書写山は、姫路市の北部にある標高370mの市内で一番高い山であり、山上にある円教寺は西国霊場の第27番札所として知られている。
ロープウェイは15分間隔で運行されており、数分の待ち時間でロープウェイに乗り込む。
ロープウェイから下を眺めると、菜の花畑が良く見えた。
ロープウェイを降りてすぐに拝観受付があり、志納金(拝観料?)500円が必要となる。特別志納金として1000円(志納金500円含む)を支払うと摩尼殿の近くまで、マイクロバスに乗ることができるが、迷わず500円を支払う。
ぞろぞろと人の流れに従っていくと道は二つに分岐している。左は整地された車道、右はきつい坂道だ。鐘の前には、手や足の不思議なオブジェがあった。
参道に沿って33体の観音様が安置されている。下界とは、なんだか空気が違っているように感じる。
展望がいい場所から、姫路市内を一望できる。山の肩あたりに、姫路城が見える。白鷺城と呼ばれるにふさわしい白一色のお城だ。
円教寺の山門が見えてきた。円教寺は1千余年前に性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれた天台宗のお寺で西の比叡山とも呼ばれている。
石段の先には、京都の清水寺に似た摩尼殿が見えてきた。
清水の舞台のようにせり出した摩尼殿を、下から仰ぎ見ると重厚で堂々とした造りに目を見張る。
靴を脱いで摩尼殿の中に入ってみる。
摩尼殿の舞台から下を覗いてみると、かなり高いことがわかる。手すりが低いから、落ちたら怖いと感じた。
大仏と案内版に書いてあったが、それほど大きくはない。
磨尼殿のお参りをすませ、先に進んでみると、そこには三つの堂と呼ばれる大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の三つの建物があった。突然視界に現れた広大な広場と荘厳で静寂にあふれた世界に目を見張る。この三つの堂は、映画「ラストサムライ」のロケ地になったことでも有名だ。また、近年では、NHK大河ドラマ・軍師官兵衛のロケ地にもなっていたそうだ。時代物のロケ地として、まさに絶好の場所だろう。
食堂と書いて“じきどう”と読む。修行僧達が寝食し、また勉強したりする合宿所のようなところだという。あの弁慶もここで修行していたそうだ。
三つの堂のさらに奥にある奥の院(開山堂、護法堂、護法堂拝殿)。
書写山を一通り見終わり、ロープウェイで下山し、神戸に向かう。姫路から神戸までは60キロ以上あり、車で移動だったので渋滞に嵌ったりして大分時間がかかってしまった。夕食を手配してくれた神戸のイノさんに、予定より遅れると連絡する。15分程度の遅れかと思っていたが、しだいに30分、45分と延びて結局予定より1時間遅れで、会場に到着する。
夕食会場は、神戸のランドマーク、神戸商工貿易センタービル24階に位置するバイキングレストラン「ザ・スカイブッフェ」だ。 コンチネンタルから和食まで常時約50品の各国料理とデザートをブッフェ・スタイルでいただくバイキングレストランである。地上110m、神戸でも屈指の眺望を望むレストランで夜景を見ながら1時間で目いっぱい夕食を楽しんだ。
神戸の夜はさらに続く。夕食をすませ、三宮にある「ジャズライブ&レストラン SONE」に入る。創業43年の老舗ジャズライブレストランで、通常1200円のチャージで毎夜日替りの一流ミュージシャンによるライブを気軽に楽しめる神戸のライブハウスの草分けスポットだという。ジャズライブを聴きながら、神戸の大人の夜を楽しんだ。さて、翌日は“神戸ええとこマラニック”本番である。
「2016神戸ええとこマラニック:前半」に続く。
ちょうどお昼間際だったので、揖保乃糸 資料館「そうめんの里」にまず寄る。「そうめんの里」は、西播磨地域の伝統産業で全国各地で親しまれている「手延べそうめん」の伝統の技と味わいを体験する施設である。最初に、そうめんの歴史と製造工程を詳しく学習していく事になった。
ちょうど実演コーナーの時間となり、女性ガイドの案内の元、そうめんを伸ばす作業の実演が始まった。
実演が終わった後、伸ばしたそうめんを触ってみる。糸のように細いそうめんがゴムのように伸びて凄い弾力があるのが良く分かる。
その後、資料館内を案内してくれるとの事で、女性ガイドと共に館内を回る。いろんな作業の様子が、人形で再現されている。機械化されていない明治時代は、こんな具合に大変な作業だったというのが良く分かる。
「板切」 生生地を切って、桶に巻き込む作業
「小均」 小均機という機械で6mmほどのそうめんにする。
「小分け」 熟成させたそうめんを干機にかけて延ばしていく。
こちらは、現在のそうめん製造工程だ。機械化され、明治時代の面影はまったくない。
一通り見学が終わり、お腹がすいてきたので、館内にあるそうめんレストラン「庵」でランチとする。メニュー表を見ると、そうめん尽くしだ。普通の冷たい素麺や温かい素麺の他に、素麺の巻き寿司や揚げ素麺など、珍しい素麺料理がズラリとラインナップされている。
◎揚げ麺明太シラス 揚げそうめんにトロミのある和風出汁がかかっていて、シラスと明太子がのっている。
◎揚げ麺ベーコントマト 和風と洋風がミックスした新感覚のそうめん。ベーコンとトマトがそうめんに合う。
◎そうめん巻寿司 ご飯でなく、細かいそうめんがぎっしり詰まっている。
「そうめんの里」から車で10分くらい走ると書写山ロープウェイ乗り場に着いた。書写山は、姫路市の北部にある標高370mの市内で一番高い山であり、山上にある円教寺は西国霊場の第27番札所として知られている。
ロープウェイは15分間隔で運行されており、数分の待ち時間でロープウェイに乗り込む。
ロープウェイから下を眺めると、菜の花畑が良く見えた。
ロープウェイを降りてすぐに拝観受付があり、志納金(拝観料?)500円が必要となる。特別志納金として1000円(志納金500円含む)を支払うと摩尼殿の近くまで、マイクロバスに乗ることができるが、迷わず500円を支払う。
ぞろぞろと人の流れに従っていくと道は二つに分岐している。左は整地された車道、右はきつい坂道だ。鐘の前には、手や足の不思議なオブジェがあった。
参道に沿って33体の観音様が安置されている。下界とは、なんだか空気が違っているように感じる。
展望がいい場所から、姫路市内を一望できる。山の肩あたりに、姫路城が見える。白鷺城と呼ばれるにふさわしい白一色のお城だ。
円教寺の山門が見えてきた。円教寺は1千余年前に性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれた天台宗のお寺で西の比叡山とも呼ばれている。
石段の先には、京都の清水寺に似た摩尼殿が見えてきた。
清水の舞台のようにせり出した摩尼殿を、下から仰ぎ見ると重厚で堂々とした造りに目を見張る。
靴を脱いで摩尼殿の中に入ってみる。
摩尼殿の舞台から下を覗いてみると、かなり高いことがわかる。手すりが低いから、落ちたら怖いと感じた。
大仏と案内版に書いてあったが、それほど大きくはない。
磨尼殿のお参りをすませ、先に進んでみると、そこには三つの堂と呼ばれる大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の三つの建物があった。突然視界に現れた広大な広場と荘厳で静寂にあふれた世界に目を見張る。この三つの堂は、映画「ラストサムライ」のロケ地になったことでも有名だ。また、近年では、NHK大河ドラマ・軍師官兵衛のロケ地にもなっていたそうだ。時代物のロケ地として、まさに絶好の場所だろう。
食堂と書いて“じきどう”と読む。修行僧達が寝食し、また勉強したりする合宿所のようなところだという。あの弁慶もここで修行していたそうだ。
三つの堂のさらに奥にある奥の院(開山堂、護法堂、護法堂拝殿)。
書写山を一通り見終わり、ロープウェイで下山し、神戸に向かう。姫路から神戸までは60キロ以上あり、車で移動だったので渋滞に嵌ったりして大分時間がかかってしまった。夕食を手配してくれた神戸のイノさんに、予定より遅れると連絡する。15分程度の遅れかと思っていたが、しだいに30分、45分と延びて結局予定より1時間遅れで、会場に到着する。
夕食会場は、神戸のランドマーク、神戸商工貿易センタービル24階に位置するバイキングレストラン「ザ・スカイブッフェ」だ。 コンチネンタルから和食まで常時約50品の各国料理とデザートをブッフェ・スタイルでいただくバイキングレストランである。地上110m、神戸でも屈指の眺望を望むレストランで夜景を見ながら1時間で目いっぱい夕食を楽しんだ。
神戸の夜はさらに続く。夕食をすませ、三宮にある「ジャズライブ&レストラン SONE」に入る。創業43年の老舗ジャズライブレストランで、通常1200円のチャージで毎夜日替りの一流ミュージシャンによるライブを気軽に楽しめる神戸のライブハウスの草分けスポットだという。ジャズライブを聴きながら、神戸の大人の夜を楽しんだ。さて、翌日は“神戸ええとこマラニック”本番である。
「2016神戸ええとこマラニック:前半」に続く。