とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2019羊山公園&武甲山

2019-05-05 21:35:17 | 山登り
ゴールデン・ウィークの後半、秩父の羊山公園と武甲山に行ってきた。秩父の芝桜の名所と言えば『芝桜の丘』の通称で知られる羊山公園(ひつじやまこうえん)が有名だ。連休中にどこかの山には行きたいと思っていて、芝桜を見て山も楽しめる場所という事で、武甲山がベストの選択になった。
 
連休の後半は天気が良いが、高速道路が混むことはわかっていたので、3日の夕方から家を出て秩父まで向かったのだが、新東名高速道路の上りが思いのほか混んでいて、道の駅「ちちぶ」に着いたのは、深夜1時近くになっていた。ところが、道の駅の駐車場もめちゃ込みで、深夜とはいえ満車になっていた。どうしようか悩んでいたところ、たまたま1台の車が出たので、そこに車を止め朝6時くらいまで仮眠する。このシーズンは、芝桜まつりで道路が大渋滞するという事がわかっていたので、道の駅にもそれを見越して早々と観光客が来ていたのかもしれない。
 
翌朝、車の中で朝食を取ってから、すぐ近くにある、芝桜まつり来場者用の臨時駐車場に向かう。7時から開場だったので、入場は5台目くらいで、楽々駐車場に止めることが出来た。そして、羊山公園に向かうシャトルバスにも一番乗りだ。
 
5分ほどバスに乗ると羊山公園に到着する。正式な開場時間は、8時かららしいのだが、8時前でも入場はでき、100円の整備協力金だけで済んだ。8時からは、入園料が300円になるらしい。園内に入ると、目の前にはまるでピンクのじゅうたんを広げたような一面の芝桜が広がっている。
 
1万7,600平方メートルの敷地に40万株以上の芝桜が植栽されているそうだ。
 
ピンクや白、赤の芝桜が咲き誇る色鮮やかなパッチワークは絶景である。
 
青と白が混ざった花壇はネモフィラだ。
 
そして、羊山公園の先に聳える山は、秩父のシンボル“武甲山”だ。このあと、この武甲山に登ることになる。武甲山は、埼玉県の秩父市と横瀬町の境界に位置する山である。秩父盆地の南側にあり、日本二百名山の一つに数えられる。山頂から1/3くらいまで山体が削り取られているのが無残だ。
 
8時前には、羊山公園を出て、シャトルバスで臨時駐車場に戻る。本格的な入園者のピークはこれからだ。駐車場には続々と車が入ってきているのをしり目に、武甲山の登山口である一ノ鳥居駐車場に向かう。セメント工場が立ち並ぶ埃っぽい道を抜け、駐車場に向かうと、路肩には既に多くの車が止まっていた。駐車場は満車になっているらしく、やむを得ず、空きスペースに車を止めて歩き出す。一ノ鳥居の先にある駐車場は、やはり満車だった。武甲山もこの辺りでは、人気の山らしい。
 
鳥居からしばらく歩き、数分で登山道に入る。
 
コンクリートで固められた登山道を30分近く歩くと、本格的な登山道になる。登山道には1丁(100m)ごとに石碑が建っており、石碑は15丁になっていた。
 
不動ノ滝に出た。落差15mほどの細い流れが滴り落ちている。水場にもなっていて、山頂にあるトイレ用の水を運んで欲しいと大きなペットボトルも近くに置いてある。
 
さらに30分ほど歩くと、大杉ノ広場に到着する。見事な杉の大樹が枝を延ばしていて、その周りの広場では、みんな休憩している。絶好の休憩場所だ。
 
さらに杉並木の中を進む。登山者は多く、家族連れで登る人も多い。幼児や小学生も多く、家族登山にはちょうどいい山だ。
 
51丁目の石碑が最後だ。この先は、山頂手前の広場だ。
 
山頂下のトイレ。ペットボトルで運んだ水は、このトイレ用となる。
 
御嶽(おんたけ)神社。武甲山山頂に鎮座する古社だ。景行天皇の皇子・日本武尊が東征したおり、山頂に武具を埋めて関東鎮護としたことが開創とされている。欽明天皇の御代に日本武尊を主神とし、男大述尊、広国押武金日天皇を合わせて祀られているという。
 
武甲山1304mの山頂に到着する。もともとは1336mの山頂だったものが、山頂まで石灰石の採掘のため削り取られてこの高さまで下がってしまったそうだ。柵の向こうは、石灰石採掘場となり、山容が完全に失われている。ほんとに悲しい風景だ。
 
それでも、多くの登山者が山頂標識をバックに記念写真を撮っている。
 
柵の真下は採石場だが、その先には秩父の町が広がっている。雲が多く、遠くの山々は良く見えない。
 
目を凝らして、良く下を見ると、ピンクの塊が見えた。朝一で立ち寄った羊山公園の芝桜の丘だ。
 
山頂を下りて、下の広場で昼食休憩する。多くの登山者たちが、おもいおもいの場所で休憩していた。
 
上りは2時間10分くらいかかったが、下りは1時間30分ほどだった。ほぼコースタイム通りだ。一の鳥居駐車場は、まだまだ多くの車が止まっていた。
 
私が止めた路肩部分にも、まだ多くの車が止まっていた。
 
武甲山にも多くの花が咲いており、以下は登山道で見かけた花々だ。
春の訪れを告げるカタクリ。
 
タチツボスミレ。
 
ニリンソウ。
 
ヒトリシズカ。
 
ミヤマキケマン。
 
ヤマブキ。
 
ラショウモンカズラ。
 
その後、青梅市内の温泉に寄って帰路についた。帰りも断続的に渋滞があり、予定より時間はかかったが何とか帰宅できた。ゴールデンウィークに有名なところに出かけると混むのは仕方ないか。
 
参考.武甲山のコースマップ

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