ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

情報操作ということ

2010年03月06日 | 雑記
9.11テロに関する陰謀説があるのは知っていたが、ネット上に流布している「まとめムービー」をみたら結構面白かった。

loose change 日本語版

正直、見終わった後は「これは裏に何かとんでもないことがあるな」と思った。

一方でこの陰謀説を批判するサイトもたくさんある。
一つだけ例をあげておこう。

Pull it (ボーイングの行方)

結局は、政府とメディアがねつ造し情報操作をしている、と主張している陰謀論者もインタビューの都合のいい箇所をつなぎ合わせて情報操作をしている。

例えば、(上記サイトタイトルの由来と思われる)pull itだが、WTCの所有者Slverstain氏は、遅れて倒壊した第7ビルの消防隊に「Pull it」と指示を出した。これが陰謀論では「ビルを倒壊させろ」ということになるらしいのだが、まあ普通は「消防士を退去させろ」ということだろう。
こうした陰謀論とその反論は山のようにあるので、かなりのヒマつぶしになる。

私も「loose change」を見終わったときにはその情報操作にまんまとはまっていたわけだ。
デジタルの世界では、映像や音声のねつ造なんて誰にでもできる。そんなものをいくら見比べたって、真実はわからない。でも人間はあんがい簡単に情報により操作されてしまう。これは恐ろしいことだ。

わたしの結論は:
・陰謀論が正しければ数万人規模の人間がそれに関わってる。到底秘密が保持できるわけがない。
・陰謀だとすれば、目的はブッシュ政権の対イスラム強硬政策にむけた世論操作。その目的のために、「WTCに航空機2機を突入させ、ペンタゴンには航空機に見せかけたミサイルを突入させたうえで航空機はどこかに隠し、ペンシルベニア州シャンクスヴィルには1機墜落させる」という大がかりかつ複雑なことをする必要があるとは到底思えない。