ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

日本へのインターネット接続規制

2012年06月17日 | 上海生活
先週、上海の西の方に引越し。中国電信のADSLを不動産屋さんに引いておいてもらったので、無線LANルータを買ってきて接続したがインターネット接続できず。
無線ルータはルータ機能を殺してアクセスポイントのみで使わなければならない、日本の無線LANルータは大抵ダブルルータ状態を自動検出し勝手につないでくれるがTPLINK(アジアでは一番メジャー)の製品は手動設定しなければならない、ということまではわかったのだが、説明書も設定画面も全部中文で、どれをどうしたら良いのかさっぱりわからず。
Google翻訳を駆使しながら3時間かけてどうにか開通した。

ところが、15日夜からインターネットの通常接続でGoogleにつながらない。
またGoogleとのバトルが始まったか、と思ったら、Yahooもだめ。逆にGoogle HK にはつながる。
どうもおかしいと思ったら、これは上海だけではなく、中国全土で規制がかかっているらしい。
末尾co.jpのサイトへつながらない。とはいっても全部ではなく、オンライン辞書のアルクなんかはOK。日本側でのプロキシの関係とか、IPアドレスで判定しているとか、色々あるのかもしれないが、そこまで詳しくないのでわからない。.com や.jpは大丈夫。
いずれにしてもGoogle Japan, Yahoo Japan, みずほオンライン、全日空など、多くのco.jpサイトにつながらない。

日系企業の多くはVPNで日本と直結しているので仕事上は問題ないかもしれないが、個人でVPNを契約していない人はどうしようもない。

この規制に何か意味があるのか、試験的にやっているのか、それとも何かのミスなのかわからないが、上に記したサイトへのアクセスが中国にとって悪影響があるとは到底思えない。
それよりも飛行機の予約とか留守宅のインターネットバンキングとか、在中邦人の普通の生活に対する影響は計り知れない。

一刻も早く回復させてほしいものです。