中国中央テレビ 2012年09月16日 | 上海生活 本日8時の中国中央テレビは、尖閣について「釣魚島は中国のものだ」という論調で、学者の意見や明治時代の日本の公文書などを紹介しながら、日本が領土権を主張するのは誤りだとしながら、国民は一致団結して尖閣を守ろうと呼びかけている。 一方で、大ニュースであるはずのデモについては全く報道をしていない。
上海から 2012年09月16日 | 上海生活 ここに来て中国の対日感情は日増しに悪化している。尖閣の国有化契約のあと、中国のテレビニュース、新聞はそればかりを報道しており、世論が盛り上がるのも当然といえる。 今週の水曜、深センの空港待合室では尖閣関連のニュースが始まった途端、ほとんどの待合客がテレビに釘付けになっていた。 尖閣に軍艦を派遣してからは尖閣周辺の天気が天気予報でも流され、日本で金本引退がトップニュースだったのに対してこちらでは尖閣が国民の最大の関心時になっている。 会社の指示で外出を控えるようにということなので今日の街の様子はわからないが、昨日の帰宅時は特に変わった様子はなかった。 まだ上海では大きな騒ぎになっていないが、日曜日の10時から日本領事館に向けての大きなデモが計画されている。領事館の脇にはバリケード用のコンテナが運び込まれたらしい。 こちらに来てから半年が経つが、今まで嫌な思いをしたことは一度もなかった。しかし、これだけ国を挙げて問題視しているからか、今週に入ってからは明らかに日本人に対する空気が変わっている。 だからといって日本人個人を攻撃したり、商店を破壊するのはほんのひとにぎりの人たちだということはよく理解して欲しいと思う。 最近はコンプラとかリスク管理とかが強化されて、すべての日系企業が外出禁止を指示しているだろうから、今週末は街から日本人が消えてしまったのではないかと思う。 本当は様子を見に行きたいんだけど、興味本位で出かけてなんかあったら大問題になっちゃうからやめときます。