明日、12月1日からNHKと民放キー局のBS4局などで新4K,8K衛星放送が始まるが、肝心のチューナー内蔵テレビがあまり売れていないという。
4K対応テレビはそこそこ(とはいっても思惑よりもかなり低い)売れているが、対応というだけであってチューナーがなければ4Kコンテンツは受信できない。
それはそうだろう。5年半前の当ブログ記事でも書いたが、消費者が観たいのは面白い番組であって、より細かな画面じゃないんだから。
そうはいっても地デジ移行期にたくさん売れた32インチ程度の液晶テレビが50インチ前後への買い替えタイミングになり、売り場で「大画面なら4Kテレビのほうがきれいですよ」と言われれば多少高くてもそれを買う人は多いだろう。それもあって今年一年間で4K対応テレビは100万台程度の出荷になりそうだ。本当に4K対応が必要なのかどうかは別問題だけど。
これはETC2.0に似ている。ETC2.0のほうがいろいろなサービスがあるから良いですよといわれれば、1万円程度高くてもそちらにする。車を買うときは2-300万円の出費なのでプラス1万円は気にならない。
さらに、メーカーもETC2.0に主軸を移してきているので、近い内にETC2.0が当たり前ということになるだろう。
これに関してはブルーレイに似ている。いまディスクプレーヤーといえば普通ブルーレイプレーヤーだけど、本当に消費者はDVDの画質に満足せずブルーレイを求めていたのか? ハード、ソフトともにメーカー側がブルーレイにしたからそれを買ってるだけのように思える。
ネット配信が主流になっていまさら物理ディスクについて云々しても仕方がないけど、レンタルビデオがさっぱりブルーレイにならなかったというあたりからも消費者がブルーレイの画質にこだわっていたようには思えない。前述のとおり、観たいのはコンテンツであって画質ではない。
それと同じようにETCも消費者の意向とは別のところで2.0に変わっていくように感じる。
しかし、DVD→BDはそれが本当に消費者にとって必要だったか別にしても画質の向上という明らかなメリットが有ったが、ETC→ETC2.0は「圏央道をよく使う人」以外にはほとんどメリットがない。
4KテレビとETC2.0がもう一つ似ているところは政府によるプッシュだ。4Kはなんだかんだいってもいずれ世界がそちらに動くのは明らかだし、それに対して日本の家電メーカーが中韓メーカーに対抗してやっていくためには足元の国内需要が必要、という事情だったのだろう。結果をいえばそれでも日本の家電はテレビから撤退の方向だけどね。
我が家(東京留守宅)は55インチのハイビジョンだけど画質に全く不満がない。それでも、より高画質が欲しいと思う人は4Kを買えばいいし、相応の満足は得られるだろう。
だけどETC2.0に関しては自信をもって言い切れる。圏央道を使わないなら絶対に買う必要はない。
4K対応テレビはそこそこ(とはいっても思惑よりもかなり低い)売れているが、対応というだけであってチューナーがなければ4Kコンテンツは受信できない。
それはそうだろう。5年半前の当ブログ記事でも書いたが、消費者が観たいのは面白い番組であって、より細かな画面じゃないんだから。
そうはいっても地デジ移行期にたくさん売れた32インチ程度の液晶テレビが50インチ前後への買い替えタイミングになり、売り場で「大画面なら4Kテレビのほうがきれいですよ」と言われれば多少高くてもそれを買う人は多いだろう。それもあって今年一年間で4K対応テレビは100万台程度の出荷になりそうだ。本当に4K対応が必要なのかどうかは別問題だけど。
これはETC2.0に似ている。ETC2.0のほうがいろいろなサービスがあるから良いですよといわれれば、1万円程度高くてもそちらにする。車を買うときは2-300万円の出費なのでプラス1万円は気にならない。
さらに、メーカーもETC2.0に主軸を移してきているので、近い内にETC2.0が当たり前ということになるだろう。
これに関してはブルーレイに似ている。いまディスクプレーヤーといえば普通ブルーレイプレーヤーだけど、本当に消費者はDVDの画質に満足せずブルーレイを求めていたのか? ハード、ソフトともにメーカー側がブルーレイにしたからそれを買ってるだけのように思える。
ネット配信が主流になっていまさら物理ディスクについて云々しても仕方がないけど、レンタルビデオがさっぱりブルーレイにならなかったというあたりからも消費者がブルーレイの画質にこだわっていたようには思えない。前述のとおり、観たいのはコンテンツであって画質ではない。
それと同じようにETCも消費者の意向とは別のところで2.0に変わっていくように感じる。
しかし、DVD→BDはそれが本当に消費者にとって必要だったか別にしても画質の向上という明らかなメリットが有ったが、ETC→ETC2.0は「圏央道をよく使う人」以外にはほとんどメリットがない。
4KテレビとETC2.0がもう一つ似ているところは政府によるプッシュだ。4Kはなんだかんだいってもいずれ世界がそちらに動くのは明らかだし、それに対して日本の家電メーカーが中韓メーカーに対抗してやっていくためには足元の国内需要が必要、という事情だったのだろう。結果をいえばそれでも日本の家電はテレビから撤退の方向だけどね。
我が家(東京留守宅)は55インチのハイビジョンだけど画質に全く不満がない。それでも、より高画質が欲しいと思う人は4Kを買えばいいし、相応の満足は得られるだろう。
だけどETC2.0に関しては自信をもって言い切れる。圏央道を使わないなら絶対に買う必要はない。