昨年、自動車関連で最も話題となったことのひとつに飲酒運転がある。
これに関連して、飲酒運転防止装置についても年末年始のメディアでも結構取り上げられていたが、その見方があまりに単純なのには驚いた。
いわく、飲酒運転防止装置を装備しないのはカーメーカーの怠慢であるとか、新コンポの導入に対して保守的過ぎるとか、儲けているのに社会的責任を果たしていないとか。
当然、カーメーカーも研究は進めている。
しかし、昨年のエントリーでも書いたが飲酒運転防止装置はエアバッグやABSなどの安全装備とは根本的に性質が異なるのだ。
これは大多数の健全なドライバーにとっては不要な装置である。
それが装備されていてもまったく価値を感じないから、購買動機につながらない。
したがって、この装備が有償オプションで設定されても業務用車両以外に需要はないだろう。
売価ゼロで標準装備するのかカーメーカーの責務だ、という意見もある。
しかしこれはあまりに感情論だ。
たとえば排気ガスは100%カーメーカーの責任であり、売価反映無しに改善するべき物だろう。しかし飲酒運転は違法行為であり、かつ過失ではなく故意の犯罪なのだ。
これをカーメーカーの責任とするのはちょっと違うと思う。
そして、仮にあるメーカーが社会的責務を感じて全車に標準装備をしたとしても、一般消費者がそれを評価してそのメーカーの車を購入する保証はまったくない。
繰り返しになるが、大多数の健全な消費者にとってはなんら価値のない装備だからである。むしろ、エンジン始動時の儀式などが嫌われるだけだ。
(トヨタは視線や発汗で感知する方式を検討中とのこと)
カーメーカーにとっては他社に先駆けて採用するインセンティブがない。
法制化等の外力がない限り実現しない話なのだ。
飲酒運転防止装置を全車に装備するべきだと主張している人たちは、自分にとってはまったく意味がなく逆に面倒が増える装備のために数万円の追加出費をするのだろうか?
これに関連して、飲酒運転防止装置についても年末年始のメディアでも結構取り上げられていたが、その見方があまりに単純なのには驚いた。
いわく、飲酒運転防止装置を装備しないのはカーメーカーの怠慢であるとか、新コンポの導入に対して保守的過ぎるとか、儲けているのに社会的責任を果たしていないとか。
当然、カーメーカーも研究は進めている。
しかし、昨年のエントリーでも書いたが飲酒運転防止装置はエアバッグやABSなどの安全装備とは根本的に性質が異なるのだ。
これは大多数の健全なドライバーにとっては不要な装置である。
それが装備されていてもまったく価値を感じないから、購買動機につながらない。
したがって、この装備が有償オプションで設定されても業務用車両以外に需要はないだろう。
売価ゼロで標準装備するのかカーメーカーの責務だ、という意見もある。
しかしこれはあまりに感情論だ。
たとえば排気ガスは100%カーメーカーの責任であり、売価反映無しに改善するべき物だろう。しかし飲酒運転は違法行為であり、かつ過失ではなく故意の犯罪なのだ。
これをカーメーカーの責任とするのはちょっと違うと思う。
そして、仮にあるメーカーが社会的責務を感じて全車に標準装備をしたとしても、一般消費者がそれを評価してそのメーカーの車を購入する保証はまったくない。
繰り返しになるが、大多数の健全な消費者にとってはなんら価値のない装備だからである。むしろ、エンジン始動時の儀式などが嫌われるだけだ。
(トヨタは視線や発汗で感知する方式を検討中とのこと)
カーメーカーにとっては他社に先駆けて採用するインセンティブがない。
法制化等の外力がない限り実現しない話なのだ。
飲酒運転防止装置を全車に装備するべきだと主張している人たちは、自分にとってはまったく意味がなく逆に面倒が増える装備のために数万円の追加出費をするのだろうか?