いとしみの
幾春秋は夢なれや
うつつは一つ小さきこつがめ
村岡花子
歩ちゃん、おかあちゃまはばかでしたね・・・こんなに早く逝ってしまうなら、仕事ばかりしていないであなたのそばにずっといてやればよかった。
あの楽しい日々はもう戻ってこない・・・歩ちゃんはこんなに小さな骨壺に入ってしまって…。(花子が道雄君を亡くした時の実際の歌です)
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われにさへ
けさは冷たき秋の風
子をうしなひし君がふところ
葉山蓮子(柳原白蓮)
腹心の友、蓮子さんが花子を励ますために作った歌。蓮子さんにもこの何年か後、悲しいことが起こります。