かよはこぴっと頑張ったと思う。
郁弥との悲しみから立ち直り、2年後にはカフェタイムの開店です。
貧農の小作人、安東家で恵まれていたのは花子一人でした。「かよ」も「もも」も、借金のために苦労苦労の連続です。
特にかよは、糸取り工場に送られ、血の滲むようなおもいをしていますよね。
群馬の富岡製糸場が世界遺産に登録されましたが、ノンフィクション小説「野麦峠」にも書かれているように、製糸工場には女工たちの悲しい歴史があります。激務に耐えられず死んでいった女性たちも数知れず…。逃げ出して来た時の「かよ」を覚えていますか?
ボロボロでしたよね。徳丸さんが悪徳地主でなかったから、かよも連れ戻されずにすみました。徳丸さんの顔、たまにはみたいじゃんね。
そして、運よく修和女学校に拾われ、洋服の仕立屋さん、カフェドミンゴの女給と次々と職を変えていきます。その間に震災もありましたね。
ふんとうにかよはがんばったじゃん。”花よりチップ”この徹底ぶりが今日を築いたんでしょう。
シャンペンサイダー
「kasuga brewery co.ltd 」春日ビール工場製ですね。この当時はサイダーとかシャンペンが流行っていたんですね。
コロッケに人参とインゲン添え、それに卵焼き。カウンターには、筑前煮のような煮物も置かれています。
かよお手製の精いっぱいのごちそうです。
カフェドミンゴが震災で焼失してしまったので、今後はここにみんな集まるのでしょうね。英治の父親も、ようやく居場所が見つかったようです。