”夢は願えば叶う
”
事あるごとにその言葉を聞いて、頑張ってきた人も多いのではないでしょうか。
翻訳者 安東花子
歌人 白蓮
花子と蓮子の夢も叶いましたね。ようやくこの短冊が日の目を見ました。
umeさんがこの”夢は願えば叶う”という言葉と出会ったのは15年以上も前のことでしょうか。
葉っぱのフレディでおなじみの、絵本翻訳家「みらいなな」さんと偶然の出会いがありました。その時、女性のための講演会を企画していたumeさんは、講師を探していたのですが、なかなか見つからず困っていました。そして最後に出会ったのがみらいななさん。あたって砕けろという感じで、山梨に移り住んでいた「みらいなな」さんに直談判したのです。
講演会の最後でみらいななさんは私達を前にこう言いました。自分も夢をあきらめずレオ・バルカーリヤに出会い「葉っぱのフレディ」が生まれた。”夢は願えば必ず叶うものですから、皆さんもご自分の夢に向かって頑張って下さいと…
花子は蓮子の影響で、佐々木信綱さんに短歌を学んでいるんですね。英語ばかり学んで来た花子にとって、短歌を学ぶことは美しい日本語を学ぶことであり、のちの翻訳に非常に役立っているのです。お互いが強く影響し合っているんですね、恋も文学も…これこそが腹心の友ということなんでしょう。
咲けば散り散れば踏まるる花の身はつぼみに日こそ恋しかりけれ 安中花子
嘉き稚児を君とふたりのいとし子を世に迎ふべく衣ぬふまひる 村岡花子
一つ目は、結婚する前に、氏素性についていじめを受けた時の悲しみを歌ったもの。
二つ目は、子供が生まれる嬉しさを歌ったものです。