たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

高遠・五郎山

2012年04月19日 | 登山
                    高遠の桜を私が初めて見たのは、もう25年前
                    ちょうど桜が散り始める恵まれたお花見でした
                    今回は、その桜を上から見ようと五郎山を組み合わすべくネットで調べると
                    16日現在でようやく開花が始まったというなお知らせ
                    2日でどれくらい開花が進むか不安も有りましたが
                    天気と私の都合を併せると18日しか有りません
                    道路は大渋滞とも有りましたので車中泊を覚悟で前夜の出発です
                    若い頃はよく前夜に車を走らせたものですが
                    でも、夜の山越えは夜行性の動物に会えるという楽しみも有るんです
                    居ました居ました

                                     



                      明けて18日
                      何とか咲いていて欲しいの願いも空しく満開までには後4・5日は掛かりそうな気配
                      ともかく五郎山を片づけましょう
                      道路の端に飢えられた桜の並木も当然ながら蕾、山野草すら息を潜めています
                      五郎山は信玄の5男、仁科五郎 盛信にちなんで付けられた山名ですが
                      歴史はともかく、はるばるやって来た私達を称えてくれるものの一つでも良いから・・・
                      そう思った時、なんと南アルプスの山並みが飛び込んできたのです

                                      



                     山頂はこの直ぐ先、高遠城址を見下ろす展望台になっていますが
                     桜の海を想像するだけしかない五郎山(と言える程の山ではないのですが)登頂でした



                 車に戻り朝食後、城址に足を向けます。それでも日溜りのアチコチでは7分咲きの桜が観光客を集めています







                                   内堀のイチゲやミズバショウは今が盛り







                 城主も見たであろうアルプスの眺めをカメラに収めていると
                 花は咲かねどここらで景気よくと言ったところか「お江戸のかっぽれ」が始まるアナウンスが聞こえてきました





                さて、どうしましょう
                以前、来た時も見学しているのですが、もう一度 江島の囲み屋敷に足を向けてみましょうか
                七代将軍家継の時代、大奥お年寄りだった江島が自身の過失により61歳で病死するまで幽閉されていた屋敷です
                「江島生島」は舞台や映画、最近ではテレビでもドラマ化されましたよね

                                          



                              橋の上からも、まだまだ南アルプスの出血大サービスは続きます





                    帰り昨日の運転の疲れでウトウトしていた時、主人の「凄い」の声に眠気眼で前方をみると
                    茅野市の上に美ヶ原や蓼科山、八ヶ岳が陽に神々しく輝いて横たわっていたでは有りませんか
                    眠気も吹き飛ぶ大パノラマです

                                      



                    確か守屋山の帰り入った「カッパの湯」はどこだったかしら?
                    小さな看板、そこから奥まった所に・・・有りました
                    此処で知り合った素敵な女性が「何でここを知っているのですか?」と驚く程こじんまりした建物
                    でもとっても清潔です(源泉かけ流し400円)


            只では帰らない私達、立科町で立科神社の御神木・樹齢1500年の神大杉と隣接する光徳寺に立ち寄ります
            光徳寺の石段を上がった正面に不開門が有りますが、この門は皇室御来山以外は開門しないと言う名の通り開かずの門
            群馬の藤岡市にも所縁の有る寺である事が説明されています







                  そして次に寄った場所は中山道の宿場町「茂田井間の宿」でした
                  ここは望月宿と前回、立ち寄った芦田宿の間に位置する場所にあり重厚な建物が数多く残されています
                  皇女・和宮様は、どんな気持ちで此処を通られたのでしょうね



                                      



                                ここは、どこだったのか
                                岩にへばり付く様に建てられた御堂が旅の締めくくりです
                                岩に彫刻された白い文字「妙福堂」が見えますか?




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