たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

赤薙山 (2010,3m)

2012年08月29日 | 登山

霧降高原に入ると前方にこれから登る小丸山から赤薙山に続く稜線が見えてきた

霧降最高地点に有る広い駐車場に車を停め9時出発
 
ここは日光キスゲが有名な所なので現在、一般観光客も容易に登れるよう小丸山まで長い階段を設置する作業が進行中だ




                    紅い矢印が私達が登ったルート 青い矢印が工事後のルート

私達は、その工事現場の脇から先ずは小丸山を目指す

笹の生い茂る登山道は赤土で下りが心配なくらい良く滑った

小丸山までは途中、休憩を入れてちょうど10時

右手には30分で登れると言う丸山が大きい

それにしても、この気持ち良さ

広々しているせい?1601mを吹き抜ける風のせい?初秋を匂わせる花のせい?



 

               
クリックで大きくなります



              




ここは初夏 無数のキスゲが咲き乱れる赤薙山と丸山(写真)の分岐点

何時の日か黄色の海を泳いで丸山に登りに来たいものである

さて、ここからは気持ちの良い稜線歩きだ
 





流れる雲に時々顔を出す赤薙山は未だまだ遠い

振り返れば仰ぎ見た丸山が目の高さになっていた










力強く湧き上がる入道雲との根競べだが

う~ん、今日は中々調子がいいぞ




11時、小祠が祀られる焼石金剛に終に到着

標識が示すキスゲ平方向に丸山は小さく、もう見下ろす位置になっている

人間の足の一歩一歩は大したものだと感心しながらも目指す赤薙の遠いこと





 
雄大な景色に気を紛らわせるも、やはり未だ遠い
 

 

 
ガンバレ
 

                       


丸山があんなにも小さく、あんなにも低く

そして行く手には・・・いやいやあれは前衛峰、赤薙じゃない


アルファベッドのKのような白樺が迎えてくれた「とうとうKiましたね」と


最後の詰めはコメツガが密生する急登、山頂までは目と鼻の先だが

座れそうな根を見つけては腰を下ろす事、数回

その度に汗の匂いを嗅ぎつけて小虫が顔の周りを飛び交う

山ギャルじゃないから血を吸ったって美味しくは有りませんよ


そして12時10分、山頂にツイタ~\(^o^)/

展望はドウダンの木やコメツガが密生し隣に女峰山と勘違いしそうな奥社跡が見える程度でヒッソリとした雰囲気が満ちる山頂だ

でも、この達成感は何物にも代えがたい

幸いここには虫は寄って来ない

心行くまでと言いたいが雷の心配も過ぎり滞頂40分、腰を上げる事にした




苦しんだ登りも下りは快調

幾重にも重なる山々が空に溶け込む風景をを眺めながら一気に小丸山へ




ここまで来ればもう心配はない(14時)

アキアカネを相手に靴を脱いで大休止

そして今日の行程を振り返りつつ私も未だ未だ行けると確信した


登山口には3時着

誰かの言葉ではないが良くやったと自分を褒めてやりたい今日の登山だった(赤薙は雲の中)


居ました居ました、日光猿

アナタは町の中より山の中の方が俄然お似合いよ


そして今日は、ほの香という小ぢんまりした(500円)

小さくも掛け流しで清潔感のある又、来ても良いかな?と思えるだった





  



人気ブログランキングへ