たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

浅間山の縞模様

2012年12月18日 | 登山


入山(9:45 ) 下山(14:15)

(峠を境に群馬県側はチエーンなくしては不安な状態ですが長野県側は除雪作業がなされ全く心配なし)



寒波が去り風も無い絶好の日和です

「浅間山の縞模様、そろそろ見頃かしら」

「行ってみるか」

「お弁当はコンビニでいいわね」

と言う事で今日の昼食は怠慢弁当に決め一路 車坂峠に向けて車を走らせます

左に小諸市街地でしょうか

朝霧に沈む景色は一枚の絵を目の前にしている様でした

振り向けば、こちらも絵の様な浅間山

西面に縞模様が僅かに覗き期待はますます膨らみます




黄色の世界に心躍らせたのは確か10月下旬、今 峠は白い世界に変貌していました

キュッキュッとアイゼンが食い込む感触の心地よさ

時折サラサラと舞う白い輝き

雪原に投げかけるカラマツの影

う~ん何もかもステキ


一山越えた賽の河原に着く頃には薄っすらと額に汗をかく今日の暖かさ

残念だったのはその暖かさが災いして遠く北アルプスの山並みが霞んでしまった事です

もうお馴染みの景色ですが条件がどうであれ、やはり一息入れてジックリ展望を楽しみたい場所

後続の登山者が一眺めしては先を急ぐ中、なかなか腰が上がりませんでした








四阿山方面




ここから槍ヶ鞘までは森林地帯を縫う様に登ります

視界が明ければ高度が上がった分、眺めはますます雄大に






待望の浅間山が見えてきました

西側でしか見られない独特の縞模様

これです、この模様を見るためにやって来たのです

ワクワク・ウキウキする気持ちを抑え(られなかったけど)トーミの頭までもう一頑張り 






オッ八ヶ岳、その左には紛れもなくマウント富士(目視のみですが ラッキー


トーミの頭は湯の平から吹き上げる風が冷たく、とてもシートを敷く気にはなれず黒斑山寄りに移動

さあ、暖かいコーヒーでも飲みながら思う存分、浅間山を堪能する事にしましょう








Jバンドの奥には上越国境の山々、そして足元を見やれば湯の平はモノトーンの世界

草滑りをラッセルして下降した人も居たようで

物好きな私も少し降りてみましたが結構、雪も深くとてもとても・・・


ただポカ~~ンと飽きずに眺めて1時間

名残惜しい気もしますが、そろそろ腰を上げませんか?と天の声が

それにしても何と素晴らしい雪景色なんでしょう

「たかさん、急坂なので余所見は禁物ですよ」とまたまた天の声






槍ヶ鞘からの下りは振り返らずともアルプスや奥志賀の山々が視界を埋める稜線漫歩です

「今日、来て良かった」その言葉を何度 口にした事でしょう






山後の楽しみ・・・今日は先日入った天狗の湯から少し下った菱野温泉に行ってみる事にしました

源泉かけ流し(600円)

      
温泉を出ると陽も大分傾き朱に染まる畑の向こうに浅間山が優しげに横たわっていました

ありがとう  シャクナゲの咲く時期また来ますね




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