たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

氷瀑 (その5) 氷瀑ならずとも

2014年02月09日 | 登山
次の目的地、南牧村の象ヶ滝は上野村を経由する近道をとりました

上里の恐竜センター手前で道路工事があり対向車両待ちしている時に

ふと道路際に立つ“不動滝入口”の看板に目が止まりました

煩わしい工事による停車も偶にはこんな福運が降ってくる事も有るんですね

取り敢えず工事の邪魔にならない所に車を停め山に分け入ります

急登に次ぐ急登に少し行っては また少し行っては

時間にすれば大した事はないのでしょうが完全に運動不足が祟っています

ここには幾つか滝が有る様ですが案内板に「不動の滝」と有るからには

おそらく不動滝がこの山塊のメインなのでしょう

落差30メートル以上は有りましょうか

登り詰めた暗い谷間の崖を音も無く静かに流れ落ちる不動滝

国内には不動を冠する滝が数多く有り、そばには不動明王が必ず控えています

勿論、ここにも洞窟の中から不動様が厳めしい顔で睨みをきかせていました

何故、滝の脇に不動様が置かれているのか私が想像するに

不動様とは“魔”から身を守ってくれる御本尊で有りますから

修行者にとって、ややもすれば挫けそうになってしまう心に

叱咤激励してくれる心強い守り本尊として祀ったのではないでしょうか




恐竜センターを過ぎ暫く行きますと今度は左手に「竜神の滝」を示す看板を見つけました

R299から約1300m入った野栗キャンプ場の駐車場から目と鼻の先に滝は有りました




路面はツルツルに凍り滝まで行きつくのに かなり苦労しましたが

肝心な氷瀑は? 残念ながら・・・でした

しかし

二段になって30mを落下する姿は正に竜が身をくねらせる様に崖を伝って登って行くかの様です

氷結はしていなくても美しく十分、見応えのある滝であった事は言うまでも有りません









                                       

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