
12月の夜は何処も彼処も輝きに満ちる季節
私は日本人だからと言いつつも、やはり魅了される光のページェントだ
市役所から高崎駅に延びる道の街路樹に施された電飾に先ず迎えられる
優しい調べを耳に一歩踏み出せば森の奥深く吸い込まれて行く様な、その名もシンフォニーロード
中央の赤い灯は来季の平穏を予感させてくれる様に見えてきた



お隣はチビッ子達の広場
市内の幼稚園、保育園の園児たちが夢を託して作り上げた長~い壁が続いていた
チビッ子達はこの光の一つ一つにどんな想いを込めたのだろうか
どうか明るく輝かしい光が降り注ぎますように

市のシンボル「タブの木」も見事に装飾され
道行く人の歓声が一角に響き渡っているこの下は
以前挙げた「ストリートミュージシャン」が楽しそうに演奏していた場所だ
今頃、あのグループは何処で演奏しているのかなぁ

直ぐ脇のお堀には幾つもの球形の大玉が浮かんでいた
揺らめく水面にその姿を投影し時折り灯りの色を変え土手の木々を照らしだす




水面の揺らめきが一瞬、治まると氷の上にボールが投げだされたかの様にも見え
柵を乗り越えて其処まで滑って行きたくなる衝動にも駆られる
何とも不思議な光景だ

振り返り振り返り眺めつつ大通りを渡れば


何時しか私は幻想的な雰囲気に包まれていた
寒々した光と温かな光とを提供する此処はちょっぴり大人のイメージだろうか

耳が痛いほどのキンと冷え込む夜の一時
しかし、心は温かさに満たされたのでした

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