続き
龍野城を後に町並みの風情を楽しみながら脇坂家の御涼所へと足を向けます
一帯は城下町を存続させようと言う住民の意識の強さが滲み出ていますよね
御涼所は此処を左に緩く登って行きますが
このまま真っ直ぐ歩いて行きたくなる様な小路が奥へ奥へと伸びています
もみじ谷と有りましたから秋には、紅や黄とりどりに美しい事でしょう
一角には桜が花盛り それを写しに来たのでしょうか
写真部です! 元気な応えが返って来ました
茶室(浮堂)
この茶室は京都御所が炎上した際、京都所司代の職に就いていた龍野藩9代藩主・脇坂安宅が
その復興の功績を認められ考明天皇から賜ったものなのだそうです
心字池に張り出した一室が、まるで浮いているかの様な美しい景を創りだしています
楽庵(千宗室 命名)
この建物はヒガシマル醤油の寄贈で千宗室お家元の指導により昭和58年に完成した茶室だそうです
別館(御涼所)
この建物は藩主の意向を取り入れ贅沢を省いた涼所と言われている様ですが
それがまた品の良い落ち着いた佇まいに移りますよね
御涼所の脇の庭園も見事なものです
春の桜、夏の深緑、秋のもみじ、冬の雪と
四季を通して楽しんだであろう藩主の生活が伺えるそんな庭園でした
庭を楽しんで戻りますと雄さんが砂絵画家だと言うご夫婦と東屋で話が盛り上がっておりました
千葉県にお住まいで兵庫のアトリエとを往復しているのだそうです
今回は姫路市にて個展 を開くため、此方に来ているらしい
「術家年鑑優秀賞受賞」「スペイン、アートビエンナレ委員長賞受賞」等々数々の賞を受賞されたとの事
1時間ほどの楽しい絵談義でした