園内は染料の為の常緑高木が多く比較的暖かな日にも関わらず冷え冷えとしているため私は慌ててバックに忍ばせて置いた羽毛のコートを羽織った程でした。
大分背丈を延ばした福寿草が林床を飾っています これは染料植物では無いのですが春告花として大切に育てているのでしょうね
ギンヨウアカシアが満開です 春は黄色い花からやって来るんだって!ここも黄色がアチコチで目を惹きます
うっかりすると見逃してしまいそうなセリバオウレンを見つけました 直径1㎝程の小さな花ですがオウレン科はシベが美しい花ですよね。 昨年、赤城自然園に行った時「鹿の好物で年々株が少なくなってしまって・・・」と職員が嘆いていた事が思い出されます。
白花クリスマスローズですが良くみれば花弁の根元に薄っすらと紫が
鮮やかな紅梅でした。 「鹿児島紅」という品種だそうです。 梅は樹皮を灰汁で煮だすと黄色実のある赤茶色、アルミ媒染では肌色から赤樺色に染まる様です。 紅梅の心材では淡紅色に染まりますが、それを繰り返し染め重ねて行くと茶色味のある赤色になるのだそうです。
ミツマタも咲き始めていました。 ミツマタと言えば頭に浮かぶのは和紙ですが若葉を用いると綺麗な草色になるのだそうです、お雛様が着ていた唐衣がそれでしょうか?
白花と紫のクロッカスも春の陽を浴びて微笑んでいる様ですね~
またまた黄花の登場、サンシュユです。この花はタンニンが多く媒染により紫褐色や紫黒色、黑色、黄褐色などの色に染まるそうです。 この様に平安時代の人達は色んな木や花で色を紡ぎ出していたのでしょうね
染色植物園周辺は、この通り自然がイッパイ 結構な距離を歩きましたが、それを感じさせないアッと言う間のウォーキングでした
染料植物園を後に白衣観音を目指して歩きます。 ひびき橋から下を覗くと思わず腿の後ろがゾクゾク{{(^_^;)}} スカイダイビングの案が持ち上がらなかったのが不思議なほど谷底までは相当の距離です。
観音様までの道筋にウグイスカグラがたくさん見られました。何故か小枝にピンが合ってしまい上手く撮れない花・・・雄さんに助け舟を出しました。