箱島湧水から30分弱、静けさに支配された知る人ぞ知る山の中の公園にアサザの群生を見ました。平安時代から今日まで日本人には馴染の深い植物ですが水質の汚染などで近年、絶滅危惧種に指定されている様です。
凄いです! アサザ一色。水草に混じってポツンポツンと咲くアサザは目にすることは有っても、これほどの群生を見るのは初めてでした。
星形の花弁を残す為に縁を手で千切った様な・・・糸のほつれに味が有りますね。
「でっかいのが釣れた」と苦笑いした釣り人。竿の先を見ると黒い物体は腐った葉っぱでした。釣っている対象物はフナだそうです。
近辺に住む方でしょうか。日がな一日 こうして糸を垂らす姿を雄さんは羨ましそうに眺めておりました。
たとえ個体は小さくても存在感を感じさせる黄花はしばし時を忘れさせるに十分な美しさでした。この池に根を張る限り毎年、元気に咲いてくれる事でしょう。