たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

懐かしい桑の実

2022年06月01日 | 

山の畑の桑の実を子かごに摘んだはまぼろしか

これは童謡「赤とんぼ」の一節ですが歌も然ることながら何と言っても郷愁の念に駆られる懐かしさを覚えるのが桑の実ではないでしょうか。

学校帰り、ランドセルを背負ったまま数人で桑畑に入り桑の実を摘んだ経験ありませんでしたでしょうか?特に群馬は養蚕が盛んな県でありそれこそ周り中、桑畑なのです。

桑の葉はお蚕さんの食料のため一切消毒はされていないので、それこそ摘んでは口に放り込み摘んでは放り込み紫色になった唇を見合って大笑いしたものでした。勿論道草して桑の実を食べて来た事はバレバレ。それを咎める者はおりませんでした。もう一つ思い出すのが作って貰った竹筒に桑の見を入れ懸命に突いてジュースにして飲んだことも有ったっけ。今の様に美味しいおやつが有る訳でも無い時代、これは甘くて美味しいおやつだったのです。

今、黒く熟した桑の実を口にして見ました。決して美味しいと言えるものでは有りませんでしたが忘れていた甘さが口中に広がりました。

 

この植物はハコネウツギでしょうか?これも実家に植えて有った懐かしい花です。子供だった私にこの花を愛でる気持ちは有りませんでしたが今こうして見ますと何とも言えない懐かしさが蘇ると共に母の笑顔が浮かんで来るのです。

コメント (25)
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