九合目に到着した私達は阿弥陀池は帰りに寄る事にし先ずは男岳を目指します
相変わらず濃いガスの中、火山岩の積み重なる登山道を進みますと直ぐに男岳・横岳の分岐に差し掛かりました
周りに障害物は有りませんでしたから晴れていれば最高の展望が得られた事でしょう
オニアザミが露に濡れて首を垂らしている場所で下山の男性と擦違いました
「最高峰は女目岳(1623m)ですが神社が祀って有るのは男岳ですから、こちらを選択したのは正解じゃないですかね」
そう仰って下さった事に安堵し急斜面を再び花を追いかけ登ります
ウツボグサ
コシジバイケイソウ
ヤマハハコ
ハクサンシャジン
左斜面にトウゲブキを見ては立ち止まり
右斜面にマルバシモツケを見ては又、立ち止まる
正に此処はフラワーロードです
時期には黄色の斜面を作ったで有りましょうニッコウキスゲがたった一輪露に濡れています
ヤマハハコと混成する黄色はミヤマコウゾリナでしょうか
ミヤマキタアザミも清楚な姿を見せています
エゾシオガマ
何気なくエゾニュウ
そして浴衣の絵柄にしたい様なウゴアザミ
美しいフラワーロードですが登山道は結構きつく油断は出来ません
花を見る時は「立ち止まる」が基本ですね
岩間にポツンと一輪のダイモンジソウもシッカリ、カメラに収めました
ハーイ、山頂到着でーす
山頂は360度の視界が得られる展望峰なのですが・・・この通りガスの中
思えば東北の山はどうも相性が合わないらしく早池峰山も鳥海山も展望には見放された山でした
ともかく無事の登頂を祝って味気ないノンアルコールビールで乾杯
十分な休憩を取り来た道を引き返して阿弥陀池に向かいました
池の片鱗すら見えず木道がガスの中に吸い込まれる中、見落とした花を拾いながら歩いていきますと
ガスの切れ目にボーッと浮かび上がるのは阿弥陀池
阿弥陀池がどんな形をしているのか周囲の景色がどうなのかサッパリ分かりませんが
岸辺には沢山の高山植物に混じってモウセンゴケやヒナザクラもみる事が出来ました
もう少し先まで歩いたら新たな花も発見できたかもしれませんが、この辺りが潮時でしょう
未だ深いガスの中、登ってきた道を引き返します
雄さん、未だ未練が有る様ですね
盛んにアングルを決めていました
それにしても帯の様に続くシャジンに気分がハイになります
何と言いましても、この登山道で圧巻は斜面を埋めるエゾニュウです
暫く立ち止まっていますと山の神様が気の毒に思ったのでしょうか
ガスが薄れて視界が広がったのです
何と素晴らしい景色でしょう
私達は動く事も出来ずに、ただただ見入るばかりでした
無事、八合目に到着しバスを汚さない様に登山靴を洗って・・・と
車内にはこんな警告も有りましたので念の為
因みにバス料金は片道520円
一浴したアルプこまくさの入湯料も同じく520円でした
硫黄臭の濃い源泉掛け流しの気持ち良い温泉でしたよ
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男岳はちらっと見えた切り立った赤い岩の火口壁の眺めが印象に残っています。
阿弥陀池はとても印象深い静かな佇まいでした。気に入ってしばらく休憩しました。
展望がない分 辛い登山を強いられますが
高山植物がすごいですね
拝見しているほうも
半端ではないお花畑に驚きの連続です
ウツボグサ 色が濃いですね \(◎o◎)/
トウゲブキやマルバシモツケ
絶対 立ち止まるでしょう (^^)/
ダイモンジソウも
岩場に咲きますね 北海道の斜里岳で よく見かけました 懐かしい
本日は たくさんの高山植物類を
一挙に拝見知って 嬉しくて 感動です
こんな山に登ってみたいものだと・・・
羨ましく思いました(^^)/
たくさんの花にも感動しましたが
この景色は震えが来るほどの高揚感を覚えました。
秋田駒ヶ岳山塊には幾つかの峰が点在している様ですが
今回は、その一つさえ見られない山行に終わってしまった事は残念ですが
天候ばかりはどうにもなりません。
阿弥陀池も本の僅かでも霧が晴れてくれたなら
Fsさんの様に暫く休憩がてら眺めていられましたものを。
ですから余計に花に感謝です。
一年を通して登ったなら一体、幾つの花の数になるのでしょう。
Kさんが仰る様に色の濃さが際立っていました。
トウゲブキもハッとするようなオレンジ掛かった黄色で
その美しさに暫く見とれてしまった程です。
斜里岳まで行かれたのでしたら何時か秋田駒ヶ岳にも遠征して下さい。
そしてKさんのアングルで捉えた花を是非、見せて下さい。
斜里岳と言えば近くを通っていながら何故がスルーしてしまった山です。
バカですね。
次に行く事が有れば絶対登ろうと思います。
昨日はコメントを頂きありがとうございました。
秋田駒ヶ岳には一昨年の9月末に登りましたが、もう紅葉の季節。
気が付いた花はトリカブトだけでした。
(名前のところにその時の記事へのリンクを張っておいたので宜しければ)
さすがに花の名山だけあって、こんなにも多くの種類が、しかも視界一面に咲くんですね。
行動範囲があまり広くない私にとっては、福島からでもここは遠く感じます。
でも、こんな花の風景が広がっていたら・・・いつかまた行きたいなぁ~。
ひーたさんが読者登録して下さったお蔭で又、輪が広がりました。
感謝です。
秋田駒ヶ岳は雪解けの頃から始まって数えきれない程の花を見せてくれる山ですね。
一面のコマクサ、そして一面のスミレ
そんな光景に出くわしたら興奮の絶頂の中、小躍りしたくなってしまうでしょうね。
ひーとさんの秋田駒ヶ岳、拝見させて頂きました。
9月ともなると東北はもう秋の装いなんですね。
何と言いましても雲の流れと山並みの美しさ
見とれましたよ。
ひーたさんでしたね
ひーたさんの秋田駒ヶ岳のお写真に思わずヒートしてしまったのでしょうか。
ごめんなさい。