続き
道に迷って引き返しを決めた時にやって来た一組の登山者、随分山慣れた感じの印象を受けました。話が弾む中で下さった名刺を見ますと県の自然保護の指導をされている方で連れの女性は駐車場で知り合い偶々向かう先が一緒だったので案内がてら同行したようです。
「気を付けて下さいよ」の声に下を覗きますと、ずり落ちた山肌に微量の滝が落ちています。この滝が小滝。登山道から下まで100m以上有るでしょうか。足を滑らせたら一溜りも有りません。
先ずはおとぎの森の標柱が立つ場所を案内して頂きました。これだけの森となりますと野鳥の数も半端ではありません。建て替えが必要では無いだろうかと思える看板にたくさんの野鳥が描かれておりました。 その脇に温泉の掘削跡地が有り当時はここまでダンプカーが上がって来た様ですが、その道は風化し今は一筋の山道が伸びるのみです。
指導員さんが小滝を案内して下さるそうです
足元はザレの急坂、「今日は散歩並みの山歩きだから登山靴で無くても大丈夫ね」と履き替えないで来たのは失敗でした。上尾から来た女性も帰りが心配と一旦は躊躇したものの今一押切りが弱い。
指導員さんのザックの中身は殆ど医療品だそうです。怪我をした登山者の介護も仕事の一つで有る為、常に持ち歩く必要が有るのでしょうね。2年前、用を足していた女性が転がり落ち数メートル下の木の股にザックが嵌り(木が無かったらそのまま谷底に落ちてしまった)身動きが取れず偶々通りかかった指導員さんのお陰で助かったと言う例も有ったとか。長七郎山や小沼の様に登山者の出入りが頻繁で有れば気付いて貰えますが、ここは通人も稀な場所、その女性は運が良かったのですね。
下りきった場所は別世界を思わせる場所でした。此処は昔の噴火跡だそうです。
小滝にやって来ました。水量は少ないものの剥き出しの岩肌に優しさを添えるかの様に軽やかな音を立て流れ落ちておりました。此処は冬になると岩肌が全面結氷し指導員さんもアイスクライミングを試みた事が有る様ですが上まで到達出来なかったと苦笑いしておりました。
私達4名、遅めの昼食をとり案内が無ければ上から眺めるだけで終わった小滝を後にしました。道迷いがくれた幸運、災い転じて福となすとはこういう事なのでしょうね。
県の自然保護の指導員の方に出会えて幸運でしたね。
山を知り尽くした方の案内は、どんなにか心強かったことでしょう。
案内がなければ行けないようなところまで行けて
道に迷ったのが怪我の功名みたいな感じになりましたね。(^-^)
こんなところで温泉の掘削をされたとは驚きです。
跡地とあるので温泉は出なかったのでしょうか・・・。
迷ったおかげで指導員さんに出会えて案内してもらえた
珍しいカモメランも見れて小滝も見れていうことなし
タカさん何時もながら詳しい案内や説明してもらえるいい人に出会えますね
やっぱり人柄ですね
指導員さんが巡回しているのですね。
お花倶楽部に入っていた頃八ヶ岳で見たカモメランを思い出しました。
私は平地を毎日歩いていますが、日に日に山は無理だろうな~と思っています。
>県の自然保護の指導をされ・・・
おうっ、心強い人との出会いでしたね。
>「気を付けて下さいよ」の声に
この上の写真って壁とトンネルなんですか、それとも穴を上から撮ったものなんですか?
掘削跡地看板の上の見取り図の茶色はサビでしょうか、地図に茶色に塗ってあるんですか?
>おとぎの森の標柱が立つ場所を案内して頂きました
最高ですね!
>野鳥の数も半端ではありません
野鳥のさえずりが聞こえてくるようです!
いいですね~!
「一筋の山道が伸びるのみです。」の下の写真、まるで「動物の顔」が突き出ているみたい!
説明もないので名無しの岩ですか?
質問ばかりしてごめんなさい。
山に飢えております。
>指導員さんのザックの中身は殆ど医療品
有難いものですね!
>木が無かったらそのまま谷底に
怖いですね~。
命があっても谷底から救出するのは大変な作業とヘリコプターが必要でしょうね。
>ここは通人も稀な場所、その女性は運が良かった
本当です!
>下りきった場所は別世界を思わせる場所で
こんなことがあるので山はやめられませんね(笑)
>小滝にやって来ました
真夏だったら手や顔を洗って気持ちよさそうですが、まだ冷たいかな?
>上まで到達出来なかったと苦笑いしておりました。
うわ、私なら足を踏み入れません!(笑)
>災い転じて福となす
また、山に登りたくなりました!
余程トレーニングしないと無理ですが!
有難うございました。
コメントがお休みで今日になってしまいましたが、シロヤシオしっかり頂きました!
赤城の方も裏年だったようですね。。。
来年を楽しみにしたいと思います!
群馬出身ながら赤城山は小学校の林間学校で行ったのが最後で、詳しく分からないのですが、色んなスポットがあるのですね。
たかさんのブログで少しずつ勉強させて頂きます❗
もちろん景色も素晴らしいですけどね・・・
山登りをしようとする気力と体力に
自分をかえりみて、若さのすばらしさを
感じました
そして、何時までも仲のよいお二人を
感じられて、私の心もほっこりです💛
素人では行けないような場所にドキドキしなら拝見しました。(^^;
シロヤシオ、花数は少なくても見られてよかったですね♪
お写真でその美しさはしっかり伝わって来ました。(´艸`*)
珍しいカモメランも見せて頂けてありがたいです。
楽しませて頂きました。
そうそう、桑の実の所でコメントタイミング逃しましたが
栃木に来てから桑の実の美味しさを知りました。
遊水地に桑の木が沢山あって夫に教えてもらい
沢山摘んでジャムにした事があります。
私が子供の頃に口にしたのはヤマモモくらいでしたから
桑の実の美味しさには感動でした。(´艸`*)
自然の魅力的なものが揃っていて
素敵なところですね
山頂に温泉もすごいですね
素晴らしい案ですね
あったら皆さん喜ばれますね
でも登山をするには大変なところなんですね
道にも迷われて更に大変な思いをされたようでしたが思いがけず指導員さんに出会われてご褒美のような出合いもあって素敵な思い出になられて本当によかったですね
お会いしたのが県の自然保護指導員さん(T氏)であった事は幸運でした。
T氏はヒレンジャクが飛来する大室公園の近くにお住まいと言う事ですから赤城山は庭みたいなものなのでしょう。
そうですね、カモメランが見られたのも滝の直下まで行けたのも、この出会いが無かったら、あのまま小沼に降り立ってしまっていたはずですものね。
温泉掘削跡地に尽きましては906m掘って温泉源に到達したものの塩分が濃すぎて温泉利用には適さなかったとT氏は仰っておりました。
シロヤシオの裏年にガッカリしてしまったからか標識を見誤って深い森の中に引き込まれてしまいました。
道がシッカリしていたので不安は有りませんでしたが行き会った単独の女性の言葉(とんでも無い方面に下ってしまう)にビビリ(実際は真っ直ぐ進んでもグルリ一周できるコースだったのですが)引き返しましたが、と言う事はあの女性、そのとんでもない方から登り上げて来たと言う事なのでしょうかね。いずれにしても引き返したのは正解、あのまま行ってしまったら指導員さんにお会いする事も有りませんでしたから。
人柄と言うより私は運に付いているのでしょう。約束もしないのにベルさんに会えたのですものね。