たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

神成山九連峰 (12/9)

2012年12月11日 | 登山
登山口(9:35)神成山(10:40-45)灯篭の有るピーク(10:55)吾妻山(11:13)打越の御嶽山(11:00)新堀神社(11:30)


この日は各地で降雪と強風による注意報が発令された

一端は諦めた山歩きだったが天気図を見ると1時ごろ迄は何とか穏やかそう

では近くの山へ「それ行け」と富岡神農原へ車を走らせた(7時出発 9時着)


登山口は蒟蒻畑に囲まれた富岡西中学校裏手の細い道

ちょうど芋の掘り出し作業が行われている所だった




大した登りも無いままに稜線歩きが始まる

一つ目のピークを過ぎ二つ目のピークが「龍王見晴台」

足元は切れ落ちているが、それだけに長閑な田園風景や西上州の山並みの眺めは雄大だ


風も無く静かな稜線に聞こえるものは踏みしめる落ち葉の音ばかり

こんな、のんびりした山歩きは何年振りだろう

約1時間、一登りで宇芸神社が祀られる第4ピーク(神成山)に到着

ここも龍王見晴らし台に違わずの展望峰

時間が許すなら此処で惰眠を貪るも良し熱いコーヒーを飲むも良し、そんな気を起こさせる山頂なのだが・・・

残念だが今日は風との競争、穏やかな内に下山したいと小休止のみで退頂



  



そして、また落ち葉の上をサクサク・・サクサク・・・


此処は幾つ目のピークだろう

木立に囲まれ展望は今一、だからだろうか小動物の標本箱が

・・・何だか可笑しくてククッと笑ってしまった


オッ上信電車

神農原駅(かのはら)を出発し南蛇井駅(なんじゃい)に向かうその走りが如何にも長閑そう

そんな時、地元の女性だろうか、身軽な服装で反対方向から登って来た

何時も散歩に来ているのだとか


ピークを過ぎるとまた稜線歩きが始まり左はもう見慣れた富岡の田園風景

しかし、合いも変わらぬその風景に飽きる事がないのは、きっと里を潤す豊かな土壌と澄んだ空気のせいなのかもしれない




ここにも「打越の御嶽さん」と書かれた祠が


そして究極のピーク、ちょっと足がムズムズ

でも、この景色




いよいよ最後のピークは「吾妻山」、ここにも祠が祀られていた

僅か1時間半の行程中、幾つの祠を見ただろうか

私が、この山の存在を知ったのは山渓でからなのだが

古くから地元と密着し愛されて来た山で有ることが良く伺える神成山なんだなと納得


ここで山道は一気に下りに入った

小石の混じる岩道はどうしても、あの辛い骨折期間が思い出され歯痒いほど慎重になってしまう

もういい加減、忘れたい記憶である




この辺り周囲の木々は未だ秋の名残を残していた

遠くに見える山は雪化粧をしているというのに此処でまた秋が感じられるなんて

そう思って緩やかになった道を下って行くと前方にゴールの新堀神社が

敷き詰めた銀杏の葉の黄の何と華やかな事か




直ぐ前の畑で仕事に精を出す農夫の脇をチョッピリ申し訳ない気持ちで通り過ぎれば此処は葱のブランド「下仁田葱」の産地

見事に肥った葱がアッチにもコッチにも

オー、オイシソウ 






そして見上げれば今、歩いてきた神成山の岩の殿堂がドッシリと腰を据えており

気が付けば何時の間にか風が出てきた様で木の葉が空に舞っていた

だが此処は山に遮られ農家の庭は暖かい

昔の農器具や吊るし柿に懐かしさを感じそぞろ歩くこんな時間も山後の貴重な楽しみの一つなのだ




こんな家も有った

芯を中央に左右に長く伸ばした、ゆうに20メートルを超える松

この松は富岡名木十選に認定されているとかで脇に立札が立っていた


ようやく12時

車に戻るとさすが風をもろに受ける丘陵地

とてもシートを敷いて食べる勇気もなく直ぐ近くの景色の良い場所に移動

妙義山を肴に車の中での食事となった





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何もなく一日が

2012年12月11日 | 日記
日本列島が大型冷蔵庫にスッポリ入ってしまった様な寒さですね

だからこその朝の空です

早起き鳥が一声、冷え切った空気を震わせます

見た事のない鳥でした






そして今日も何事もなく一日が暮れようとしています

ふと、東の空を見れば昨日まで黒檜だけだったのに鍋割も鈴ケ岳も一夜にして真っ白

いえ、夕日に照らされて仄かに赤みを帯びた雪でした

2013年のご来光は鍋割山頂かな?




                                       
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みかん狩り

2012年12月08日 | 登山
味噌造りで講師を務めて下さったNさんが「ミカン狩りにお出かけになりませんか」と声を掛けて下さったので行ってみる事にしました

私の家から車で10分もかからない梅公園の近くの丘陵地

浅間おろしが吹き付ける寒い日でしたが果樹園は幸い南斜面に有るのでポカポカと暖かさを感じる程です





私の家より幾らか標高の高いここからは東に赤城山、南に高崎・前橋、北に榛名山が一望でした

そう言えば係りの方が言うに榛名山は先ほどまで雪を被っていたとか

いいですね、ここは私の所より更に長閑な雰囲気が漂い政治不信も何も関係ないって感じ



ミカンは園内では食べ放題です

摘み取った分はキロ200円なので4キロと小松菜一束100円を合わせて900円也でした

支払いをしていると味噌講師のNさんがやってきて「良く来てくださいました」とミカン10個と蒟蒻の嬉しいサービス

環境も然る事ながら此処に住む住民もとっても大らかでした


粒は大きいの小さいのとマチマチですが、そして決して温暖では有りませんが甘さは十分

何よりも、ほんのりとした酸味が懐かしい味でした

来年もまた来ようかしら 



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手作りしてみませんか、蒟蒻

2012年12月06日 | 日記
お味噌作りをしている合間、蒟蒻の作り方も教えて頂きました

先ずは蒟蒻芋を適当な大きさに切りミキサーにかけます(摩り下ろしても良い)




それを火にかけ鍋の底が見える位まで掻き混ぜ煮詰めます

蒟蒻が焦げない様になりふり構わず、ただひたすら


程よい固さになったら火を止め市販の蒟蒻の素を水で溶かしそれを良く混ぜ合わせます




滑らかになるまで掻き混ぜたら容器に流し込み30分ほど待ちます




30分経過しましたら適当な大きさに切り、煮たったお湯の中に入れて1時間グツグツと湯がきます






後は容器に水を張り冷めるまで浸して置けば出来上がり

意外と簡単に出来ますね。一度お試しを







                                        
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味噌作り

2012年12月05日 | 日記
今年も町の味噌作りに参加しました

今回は姉を誘っての参加です

家の工事と重なってしまいましたが前々から申し込んで有ったのでキャンセルする訳にいきません

一日目は麹作りだけだったので13時に終了


二日目は再び麹作りの第2段階と大豆の下ごしらえ

今日は16時までなので参加者で中華おこわ、味噌汁などを作り別室で昼食会となりました

仄かな胡麻油の香りにお腹の虫が騒ぎ出しそう。どうです、美味しそうでしょう。


食後は講師さんが2年味噌のてんこ盛り大会を企画して下さいました

落とさなければ盛った分だけ持ち帰れるとあって皆、真剣そのもの

器が小さいので如何に高く盛れるか、それが決め手です

見て下さい、 主婦の本領発揮




さて、食後はいよいよ大豆を大釜で柔らかくなるまで煮るところが今日の作業

三日目、一晩たった大豆はゆで汁に溶け出した旨みが程よく大豆に馴染み独特の香りが調理場に充満していました

最後の段階は各自、大豆と麹を良く混ぜ合わせミートチョッパーで潰して

出てきた未完の味噌を、おにぎりを作る要領で空気を抜きながら団子状に丸めます

この後が傑作

「さあ皆さん、一番、憎い人の顔を思い浮かべて容器に叩きつけるようにして味噌玉を投げ入れて下さい」とは講師さんの言葉

皆さん、誰を思い浮かべたのでしょうね






仕込が済んで3日間に渡る味噌の講習も終了しました

我が家には昨年のお味噌が蓋を開けずに眠っているので容器が二つに増えました

3年置くとまろやかになるのだそうです



                                           
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