たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(3) 信濃の旅 真田城

2016年07月21日 | アウトドア
続き


旅館を出る前の温泉街散策を試みました

この建物は以前、利用した事の有る「かめの湯」

泉質の良い共同浴場です




亀屋本店さんに戻りロビー奥に有る喫茶室のコーヒーで朝の一時を過ごし

9時、温泉を後に真田の里に向かいます






「真田城址ってこんなだったかしら」

余りの様変わりにビックリ

説明版を読みますと


平成16年にあの時には無かった門や内堀等々が復元されたと有りますから

私達が訪れたのは何時だったのか忘れましたが、着工の気配もない大分前だったんですね






復元された内堀に映る石垣を眺めながら太鼓門を潜った先の本丸跡は

今は桜の名所となり4月中旬には、かなりの花見客でごった返すであろう広場となっています




この門は北不明門(北あかずの門)と高麗門

復元とは言え今では残された石垣と共に往時の貫録を見せつけておりました


高麗門を抜け振り返れば奥に北不明門が既に小さく

右の戌亥櫓台の優美な高石垣が殊のほか美しく目に映りました


ぐるっと回って戻った太鼓門

大河ドラマのロケでは周りに植わるツツジを隠したというエピソードが有りますが

その時代にツツジは無かったのでしょうか、私はあまり気になりませんでしたが

こうして真田の面影は見事、復元され蘇ったわけですが

未だこれからも手が入るとの事、次に訪れた時には、どの様な姿を見せてくれるのでしょう




城を後に私達は真田10万石の城下町をそぞろ歩きながら文武学校を目指します

この校舎は真田小学校です

体育の時間でしょうか

時折り聞こえる黄色い声

ちょっと失礼して校庭に入らせて頂き一枚撮らせて頂きましたが

しかし長野市はかなりの熱の入れ様ですね

校舎まで建て替えてしまうのですから




「さぁ、お外へ行きましょう」

幼稚園児の微笑ましいお散歩に出くわしました

そんな光景に癒されながら向かう文武学校は直ぐ先です

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ハシビロコウに会いに久し振りに孫と動物園に行ったZOO 

2016年07月19日 | アウトドア

「ママンジュン、次ぎ上野だよ」

5時に起きた私は電車の中でウトロウトロ・・・

ここで恥を話さなければなりませんが私は一人で電車に乗った事が有りません

何時も雄さん任せ、切符の買い方も心配ならば乗るホームへ行くのも不安

「なら僕が高崎駅まで行くよ」と埼玉から八高線でやって来た孫と待ち合わせです

切符も買わなくも良い様にとスイカとやらを持って来てくれたのでした

駅に降り立つと

何と言う事?このムシムシとした暑さ

箕輪はいくら暑いからって、こんな暑さは経験ないよー!!

先ずは私に見せたかったと言う国立科学博物館へ行き

360度全方向に映像が映し出されるシアターへ

独特の浮遊感を感じつつ迫力ある世界を体験致しました(ここで2時間ほど)

お次は動かないが有名な鳥 ハシビロコウ に会いに

とにかく暑いです

移動するだけで汗が目の中に入りそして首筋を流れます

  

目しか動かないぞ

  

これではホント置物だねェと孫

  

このハシビロコウ、動かないには理由が有るのですが

結構、獰猛な鳥と言う事ですので動かないからと刺激する事は禁物です

と、その時


ついに動いた !


しかし・・・・・・・


ペタッ

ハシビロコウ君・・・休憩タイムだったのですか


チラホラと蓮の花が開く不忍の池に・・・何故?   バオバウの木

回り込んでみて判明

完全に騙されました

今回はハシビロコウがメインでしたが折角ですので他の動物にも少し登場して貰いましょう


暑さに茹だるモンキー


定番スタイル、ミーヤキャット


顔に似合わず優しいミドリイグアナ

最後にもう一度ハシビロコウ


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孫のお供

2016年07月18日 | 日記

今日はこれから孫とお出かけです

今朝の太陽・・・二つに割れました

気付いてカメラを向けた時には・・・・・(崩れ気味)


太陽に何処か似ている春菊の花




ちょっと暑くなりそうな予感

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(2)信濃の旅 姨捨棚田散策

2016年07月16日 | アウトドア

姨捨の棚田は総面積40ha、約1500枚の小さな田が緩斜面を覆っています

何よりも、この棚田を有名にしたのは田毎の月で有りそこから見晴らす善光寺平ではないでしょうか

そんな3拍子揃った景観が日本棚田100戦に選ばれた所以なのでしょう


私達は散策前「おばすて観光会館」に一服の涼を求めます

嬉しかったのは此処でコーヒーを戴きながら周辺の知識が得られた事でした

殿様と農夫の田の枚数の数え方の違いの話や

「更科そば」の発祥の地が、ここ「更級」で有る事等々

「信濃では月と仏とオラが蕎麦」

それは是非、食べねばと言いたいところですが時刻は4時

今、食べてしまったら旅館の夕食が食べられなくなってしまう・・・わね


ここも三重県の丸山千枚田と同じく後継者不足から棚田の貸し出し制度が始まりました

この方は葛飾区からやってきたそうです





  
       


棚田の中にポツンと置かれた岩

これは地滑りの置き土産だそうで上の石仏は棚田の守り神でしょうか

私が眺める先には善光寺平が広がり

振り向けば「姥石苑」が

しかし、シーズンオフのこの時期は観光客の姿もない事も有ってか中は雑然としており

休む事も出来ない無人小屋でした




(上) 意味が有る様な無い様な・・・でも何故か捨てられない写真

(下) 緑のうねりの中に一際、目立つヤブカンゾウが印象的でした










上手い具合に陽も傾き緑が一層、輝きを増してきました

我が身は今にも蕩けてしまいそうです

標高が上がった分、稲の成長も抑えられ棚田らしさが出てまいりました

真上には篠ノ井線上にある「姨捨駅」が見えています

電車に乗って眺めたら、また違った感動が得られるかもしれませんね








物好きな私達は駅まで行く事にしました

密集地からは、かなり離れた場所に有るため電車の停車に合わせてバスが待機している長閑さです

此処は海抜551mに位置し急勾配に有る為スイッチバック方式が取り入れられているんですって

開業は明治33年、今の駅舎が建てられたのは昭和9年という事で

どこか大正ロマン漂うモダンな建造物ですよね





  

17時、創業1901年の老舗、亀谷本店に入りました

お部屋はゆったり、向かいには以前宿泊した園山荘も見えています

この風呂は一回限り無料の貸切露天風呂

勿論、大浴場も有りますが私は貸切風呂を利用する事に致しましたが雄さんは欲張って両方です


夕食はオレイン豚コース(オレイン含有率45%と言う柔らかく甘味の有る豚が売りらしい)

お腹も満腹となり今日は早めの就寝

明日は何処を回って帰りましょう


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(1)信濃の旅 戸倉上山田温泉 田毎の月

2016年07月14日 | アウトドア
大分、写真が溜まってしまいました

記事は7月7日に遡ります

無事、退院できたお祝いと言う事で今日は病院からそのまま戸倉・上山田に向かいます

着いたのが2時を少し回ったところでしたので平安時代の頃から観月の名所としられ

万葉集にも読まれた「田毎の月」を訪れる事にしました

ただ、田毎の月が見られるのは田に水が張った時期、いわゆる5月末ですので

7月の今では雰囲気が味わえればそれで良しと行ったところです




ここは姨捨伝説で名高い姨捨エリア

冒頭の絵の様に老人が一定の年齢に達すると口減らしの為

山(ここでは姨捨山→冠着山)に捨てると言う話が今に伝わっています

民話では

お上の命令には背けず深い悲しみを振り払って母を背負い山を目指しますが道中、ポキットと言う音に気付き

母を見ますと懸命に枝を折り道端に捨てているのでした

「一体、何してるんだ?」

男は問いかけます

しかし母親は黙ったまま早く行けと手で促します

山頂に着いた頃には日もとっぷり暮れ辺りは真っ暗闇

要するに道を見失わないよう母親は枝で道しるべを作ってくれていたのですね

子を思う親の愛を今更ながらに知った男は、ついにお上の命令にそむき母親を家に連れて帰ります

この話は余りにも有名ですので後半は省きますが実際に有った事かどうかは別として

語り継がれていると言う事は年寄りを敬いなさいと言う戒めなのでしょうね


今日は全国的に暑い日でしたが雄さんが「大丈夫だ」と言うので

先ずは長楽寺さん所有の四十八枚田に足を向けて見る事にします




この時期は稲が伸びて(此処は成長が早いのだとか)棚田としての景観は見られませんが

宝永3年から今日までずっと田を見守っているという田毎観音が古の素朴な情緒を醸していました

(因みに四十八田の名は西行法師が阿弥陀四十八願に因み名付けたとされ

「田毎の月」の呼び名はここから始まったのだとか)

足元に咲いていた花は、しそ科のカイジンドウ



  

この寺は信濃三十三番札所の十四番目に当たる天台宗の名刹長楽寺です

月の名所として芭蕉や宗祗を始めとする文人墨客にこよなく愛されていたとかで

境内には田に映る名月を詠んだ多くの句碑が並んでいました

おもかげや 姨ひとりなく 月の友  芭蕉




中秋の名月頃には、この月見台で全国俳句大会が開かれるそうです

どんな句を詠むのでしょう、興味ありますね




寺の裏手に有る岩を登ると此処がまた素晴らしい

善光寺平が一望の元です

空は大らかで雲も如何にも長閑そう ♪

と、その時「サラシナの地をより良く~~~」・・・

そうでした、いまは参院選の真っ只中だったのです

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