花散らしの雨の降る前に千鳥が淵へ （３） 田安門から半蔵門近くへ

北の丸公園内を散策した後入学式で混雑している武道館の前を通って
田安門を出てそのあたりからお濠を見ると、花筏が見られました。

その場所から遠くを眺めるとボートが沢山来ていました。

水面に桜の花が漂う中を進み、桜の枝の下からお花見しているのって良いですね。

良く見ると白っぽい桜（オオシマザクラ？）も咲いているようでした。

半蔵門駅に行く途中、英国大使館前を通ると大使館内の敷地でも桜が満開でした。

近くの歩道の植え込みで可愛い花を見つけました。

背の低い木で植え込みに数株植えられていましたが名前の札がありませんでした。

ネットで調べてみたら、「トキワガマズミ」別名ビバーナム・ティヌスに似ているのですが
花の中心が撮った写真は赤いのですが「トキワガマズミ」は赤い色ではないので違うかもしれません。

撮影日　４月６日

花散らしの雨が降る前に千鳥ヶ淵へ （２） 千鳥ヶ淵から北の丸公園

千鳥ヶ淵野交差点辺りから国会議事堂方面を眺めた風景です。

千鳥ヶ淵のボート場あたりの桜は満開できれいでした。一度ボートで間近かで
見てみたいと思うのですが、待つのが大変そうです。

北の丸公園について散策していると「ムラサキハナナ」（紫花菜）が一面に咲いている
場所がありました。去年見た時より増えているようでした。

今年は「リキュウバイ」（利休梅）や

「クロモジ」（黒文字）

「オドリコソウ」（踊り子草）の花が咲いているのに気付きました。

家では咲き終わってしまっていた「ユキヤナギ」（雪柳）が
ここではまだ丁度見頃でした。

北の丸公園の中の池のほとりでも桜の木が若葉のケヤキを背にして
春を感じさせてくれました。

北の丸公園の斜面を少し上がると散策路があり下にはお濠が桜の間から見えました。
『去年はこの辺りで花筏』が見られたのですが、今年は桜がまだ散っていなくて見ることができませんでした。

散策路をさらに歩いてお濠を見ていると桜の大枝でお濠が良く見えないほどでした。

撮影日　４月６日

花散らしの雨が降る前に千鳥ヶ淵へ （１）

昨日はほどんど１日雨で満開だった桜も散り始めましたが
その前日にお友達と千鳥ヶ淵から北の丸公園へ見頃の桜を見に行って来ました。
半蔵門駅を降りて半蔵濠沿いに千鳥ヶ淵交差点へ向かって歩き始めました。
青空とお濠の土手の緑とお濠の水の色とピンクの桜の光景はいつ見ても心が和みます。

お濠の水は青緑色でとても素敵な色、ピンクの桜が映えていました。

土手の斜面には菜の花も咲いていましたが「フリージア」も所々で咲いていました。

対岸にも桜が見られ緑の土手に咲く菜の花と共に鑑賞しました。

お濠の土手に伸び出た桜の枝の先に半蔵門方面を眺めました。

満開で見頃だったのですが少し散り始めた桜が水の上を漂っていました。

千鳥ヶ淵の交差点付近の土手には一面菜の花が咲き黄色の帯の様。

お濠沿いの散策路で「マイヒメ」（舞姫）というエドヒガン系の優しい色合いの
桜が青空に映えてとても美しく見えました。

多くの八重桜は葉が出てから開花しますが、この『舞姫』は染井吉野と
同じように葉が出る前に花が咲き、そのために樹全体が花で覆われるように見られます。

枝垂れ桜も所々で咲いていました。この桜は「ベニシダレ」（紅枝垂れ）

撮影日　４月６日

庭のモッコウバラ、ヒメリンゴ、ジューンベリーが咲き始めました。

庭のモッコウバラがチラホラと咲き始めました。今年も蕾がいっぱい出来ているので
後1週間ほどすると、フェンスいっぱいに咲きそうです。

1週間程前に可愛いピンクの蕾をつけ始めた「ヒメリンゴ」（姫林檎）も

少しずつ花を開き始めています。

今朝、雨の中で沢山花が咲き始めている枝を見つけました。

鉢植えの「ジューンベリー」も真っ白な花を咲かせてきました。

「ヒメリンゴ」と違って蕾は白い色です。

撮影日　４月２日～７日

３月末の皇居東御苑で （５） 花桃、黒柳、蜆花、山躑躅、木五倍子、木通

皇居東御苑の本丸広場にある桃華楽堂の脇に花桃の木が植えられていて
濃いピンクや白い色の等が咲いていました。

その近くのベンチの脇では珍しい「クロヤナギ」（黒柳）の花が咲いていました。

硬い茶色の殻を出てきた花芽は黒色で次第に花が咲いて来ます。

初め黒い色だったと思えない位綺麗に咲いていました。

本丸広場から書陵部の方に曲がってすぐの所では「シジミバナ」（蜆花）が咲いていました。
ユキヤナギと同じ仲間です。

小さな八重咲きの花でシジミに似ていることから名前がついたようです。

書陵部の前を通り、梅林坂を降りて二の丸雑木林の中を歩きました。
「ヤマツツジ」（山躑躅）が蕾をつけ始めているのを見て、

咲いている花がないか気を付けて歩いていると見つかりました。
もう少し季節が進むと新緑のに雑木林の中でオレンジ色の「ヤマツツジ」が
際立って見えるようになります『その頃の二の丸雑木林』を歩くのが好きなので
又来てみたいと思います。

東京薬科大学で見ていた「キブシ」（木五倍子）を二の丸雑木林を出て
新雑木林の入り口で咲いているのを見ました。
ちょっと玉暖簾のような感じでした。

何気なく二の丸雑木林を振り返った時にすぐ近くの木に
「アケビ」（木通）の花が絡んで咲いているのを見てびっくりしました。

この辺りは毎回通る所なのに今まで「アケビ」を一度も見たことがないのです。
低い所に咲いているので次回来た時にどんな様子になっているか楽しみです。

撮影日　３月３１日

3月末の皇居東御苑で （４） 本丸広場で 天城吉野、山桜、紫華鬘、姫烏頭、東国三つ葉躑躅等

本丸広場の野草の島近くで古品種の果樹を見た後、松の廊下跡を過ぎて芝生広場を見てみました。
桜が見頃で（遠くに見えるのは「コヒガンザクラ？」と「コシノヒガンザクラ？」）
芝生でくつろいでいる人や桜を眺めている人でいっぱいでした。

天守閣跡近い桜の多く咲く辺りに着くと、「アマギヨシノ」（天城吉野）が満開でした。

とても綺麗だったので何枚も写真を撮ってしまいました。

色々な種類の桜が咲いていたのですが撮るのを忘れて「ヤマザクラ」（山桜）だけ撮っていました。

石室のそばでは「ムラサキケマン」（紫華鬘）が見られ

石室近くの石組みの所でカメラで何かの花を撮っている人がいて
後から見てみると「ヒメウズ」（姫烏頭）でした。
とても小さな２、３ｍｍの花ですがキンポウゲ科の花で可愛い花です。
『自然教育園』で撮って以来出会っていなくて
しばらく前から撮って見たいと思っていた花でした。

　

天守台跡のすぐ近くでは「トウゴクミツバツツジ」（東国三つ葉躑躅）と
赤い石楠花が色を競い合っているようでした。

その手前の草地の中ではタンポポとツクシが見られました。
皇居でこのように自然のままに野の花が咲くのを見るのは
都会に住むものにとって嬉しいことです。

撮影日　３月３１日

３月末の皇居東御苑で （３） 野草の島と果樹古品種園（今村秋、薬缶、万座衛門）

皇居東豫園の本丸休憩所辺りから野草の島へ向かう途中で「ミヤマシキミ」（深山樒）の
白い花が終わり、小さな実をつけ始めていました。

散策路を少し進んだ先の植え込みの陰では「ミスミソウ」（三角草）の白花が
咲き残っているのを見つけました。

野草の島に入ると「イカリソウ」（錨草）や

「フッキソウ」（富貴草）が咲き

「バイモ」（貝母）が咲いているのも見られました。

すぐそばでまだ若木の「シデコブシ」（四手辛夷）が目線の辺りに花をつけていて
近くで撮ることができました。帰宅してパソコンで良く見ると蜂が花の奥に頭を突っ込んでいるのが
見えましたが撮影していた時は全く気付かないでいました。

野草の島から近い所の果樹古品種園へ行くと白い小さな花をつけた木がありました。

札を見ると、「今村秋」という「ナシ」（梨）の花でした。
江戸時代に栽培されていた赤梨の日本固有の在来品種で
新高や愛宕はこの今村秋を品種改良したものだそうです。

下の花は「万座衛門」という「スモモ」（李）の古品種です。

ちょっとボケて写ってしまったのが「モモ」（桃）の古品種「薬缶」
油桃と言われるモモの一種で「毛の無いネクタリンの仲間」で、苦くて、薬の様な味がするそうです。
ネットで調べると植栽された古品種は農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所（果樹研）に
保存されている苗が入手可能な品種のうち各種類毎に地域性、相性、栽培実績などを
勘案して５種類計２２品種が選定されて５、６年前に植えられたようです。

撮影日　３月３１日

　　

３月末の皇居東御苑で （２）赤星石楠花、春蘭、男ようぞめ、薩摩紅、蓮華草、庭梅、庭桜等

東御苑、二の丸庭園の築山を歩き続け後、少し下り始めて斜面を見ると
「アカボシシャクナゲ」（赤星石楠花）が数株あり白、ピンク、濃いピンク等が咲いていました。

　

階段脇では「シュンラン」（春蘭）が茂った葉の奥に咲いているのがやっと見えました。

築山の階段を下りきる前に日本庭園を眺めると池の向こうにピンクの濃淡の
桜が見頃を迎えているのが見えました。
「オオシマザクラ」（大島桜）と「コシノヒガンザクラ」（越の彼岸桜）のようです。
奥に見えるのはパレスサイドホテルや大手町のビル群です。

日本庭園から又新雑木林の別の場所を通って本丸広場に行く
途中の草地で見たかった「ツクシ」（土筆）にやっと出会えました。
ちょっと興奮気味で撮ったのでピントが奥の「ツクシ」に合ってしまいました。

最初に見た時に気づかなかった「オトコヨウゾメ」（男ようぞめ）の花
別の角度から見たら小さな花が咲いているのが見つかりました。

『オトコヨウゾメ』の花はとても小さく可愛い花です。まだ咲いていないとばかり思っていたので
見られてとても嬉しかったです。果実も可愛いのでいつも楽しみにしている木です。

二の丸雑木林を通って汐見坂を上がり、本丸広場で椿園に寄りました。
まだ咲き残っている椿があり、下の「サツマクレナイ」は少し深めの赤でとても綺麗でした。

「オトヒメ」（乙姫）少しピンク色に白が混じっていました。

「タマイカリ」（珠錨）、「ソデカクシ」（袖隠し）等咲いていましたが
花弁が痛んでいて写真を撮るのを止めました。
「レンジョウノタマ」（蓮上の玉）はまだ丸い蕾が多く
花が開いていませんでした。

本丸休憩所のそばの展望台の下で「レンゲソウ」（蓮華草）が十数輪、
草地の中でさいていました。ここは『はるかのヒマワリ』が夏に咲くところです。

休憩所の本丸広場側のそばの植え込みで「ニワウメ」（庭梅）が満開になっていました。
前回来て見た時はチラホラざきでした。

少し離れた所では「ニワザクラ」（庭桜）が咲き始めていました。
丸い蕾がいっぱい枝にあってこれからが花の見頃になりそうです。

休憩所の脇の散策路を挟んで大手門休憩所のそばでも見た
「カリン」（花梨）が花を咲かせていました。

撮影日　３月３１日

３月末の皇居東御苑で （１）カリン、シナレンギョウ、カジイチゴ、シャガ、センダイヤザクラ等

桜が見頃近くなり暖かくなってきたので３月初めに訪れていた
皇居東御苑へ３月末の一昨日行って来ました。
平日だったのですが、皇居乾通りの通り抜けの桜を見終えた方達が大勢東御苑にも来ていました。
いつものように大手門から入り、休憩所のそばの「カリン」（花梨）の木を見上げると
ピンクの花が咲き始めていました。

新雑木林の入り口で「シナレンギョウ」（支那連翹）の黄色の花が迎えてくれました。

その隣では「トサミズキ」（土佐水木）が緑の葉と変わった花を見せていました。

散策路の反対側では「カジイチゴ」（梶苺）の白い花が咲いていました。

少し目を先にやり、上を見上げると大きな「コブシ」（辛夷）の木が青空を背景に
すくっと立っている姿があり、帰りに通った時も白い花がとても綺麗に見えました。

丁度近くに開いた花が綺麗に咲いている花がありました。

ツクシは１本も見られませんでしたが、
「セリ」（芹）の花が挿しているのが見られました。

新雑木林を出て日本庭園の方を眺めると一面の「シャガ」（射干）の向こうに桜が見えました。

「シャガ」はまだ『群生して咲いていなくて』所々で咲き始めている花を見ました。

日本庭園の築山を登り始め、今月初めに来た時に侘助椿を見た辺りに立つと
少し大きめの花の色の濃い桜が見られました。
幹についている札を見ると、「センダイヤザクラ」と書かれていました。
『牧野富太郎博士が高知の仙台屋という商家の店先で見つけ「センダイヤザクラ」と名づけた桜』です。

オオヤマザクラ系の桜でうす紅色で
大きめの花が赤い葉と一緒に開花します。

撮影日　３月３１日

４月の手作り壁掛けカレンダー 秩父羊山公園（芝桜の丘）

今日から４月、今年は暖冬だったのに春が遅く、やっと東京で桜が満開になったとのこと。
まだ千鳥ヶ淵の桜や比較的近い馬事公苑、砧公園の見頃の桜を
見に行っていないので来週辺りに行きたいと思っています。
カレンダーの秩父の芝桜の丘（羊山公園）へ写真の教室で
去年４月初旬に行った時に撮った『早春の芝桜と桜風景』の写真を使いました。
カレンダーに使っている写真は下の写真ですが、なぜか去年のブログに載せ忘れていました。

芝桜の丘へ行く途中の桜風景も載せていなかったので今回追加でアップします。
雨模様の日で小雨が降ったり止んだりしていましたが
芝桜の丘に着いた時はどうにか雨が上がってくれました。

撮影日２０１５年４月１１日