今日は3月18日。四旬節第五金曜日。
本日の典礼を読んでいて、『神と人との関係』に改めて気づきました。
初めに。
『入祭唱』
『神よ、悩み苦しむ私をあわれみ、敵から救い出してください。』 詩編 31-10&16
人が・・・神に『救い出してください』と頼みます。
次に。
『第一朗読』
『主は貧しい人の魂を、悪事を謀る者の手から助け出される。』 エレミヤ書 20-13
ここでも、人が・・・『神が助け出して下さる。』と賛美します。
最後に。
『福音朗読』
『ユダヤ人たちはイエスを捕えられようとしたが、イエスは彼らの手を逃れて、去って行かれた。』
ヨハネ福音書 10章39
神・イエスは・・・人に『力を貸してください。』と頼まれない。
以上の三つの『聖書の言葉』から、『神と人との関係』に気づいたのです。
神は・・・神を信頼する人を、必ず、救いだし、助けてくださる。
一方。
神は・・・必要なら、自分の力で、危機から逃れる。人の力を頼むことはない。
つまり。
神の愛は、確かに、人の幸せのために向けられる。
そして。
人の愛も、神の愛を受けて後・・・人の幸せのために向けるのです。
・・・人を愛して、『神への恩返し』をするのです。
神に向かって、人に求められていることは、ただ一つ。
『神のいつくしみを讃える』ことが求められている。 ということですね。
イエスは言われます。
『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、
わたしにしてくれたことなのである。』 マタイによる福音書 25章40節
当たり前のことと言えば、その通りです。
でも、『神と人の関係』の新鮮な発見の今日でした。
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
明日は週末。土曜日。 神に感謝し、人を愛する一日でありますように。 お元気で!