マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

恩師の最後の説教:『イエス・キリスト発見の三原則』  そして  『ワンプレート朝食会』

2016-03-30 07:30:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

 今日は恩師の転任前の最後の日。

私にとっての『恩師』
『教えを受けた先生』
であり
・・『私の生き方に影響を与えた先生』です。
具体的には・・・あれ。これ。あれも。これも。。。。と。 思い出せます。
お別れ後は・・・あれも。これも。『教え』を、私のこれからの生き方で実行する事が大切ですね。


そして。
今日は3月30日。復活の水曜日。
  
  朝ミサ。 師との最後のミサ。 
  『今日の福音朗読  エマオでイエスが二人の弟子に現れる』   
                                                     『エマオへの道』で,イエスと二人の劇的出会いです。

  『ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムからエマオという村に向かって歩きながら、
       
この一切の出来事について話し合い論じ合っていると、
      『イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。』
   
    
『しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。』
                                
                                     
絵画:『エマオへの道』
聖書(『エマオへの道』)は、まだまだ続きます。


『イエスは歩きながら、「やり取りしているその話は何のことですか。」と言われた。
その一人のクレオパという人が答えた。
「エルサレムに滞在していながら、この数日そこで起こったことを、あなただけはご存じなかったのですか。」

イエスは、「どんなことですか」と言われると、二人は言った。
「ナザレのイエスのことです。この方は、神と民全体の前で、行いにも言葉にも力のある預言者でした。
それなのに、わたしたちの祭司長たちや議員たちは、死刑にするために引き渡して、十字架につけてしまったのです。

わたしたちは、あのかたこそイスラエルを解放してくださると望みをかけていました。
しかも、そのことがあってから、もう三日目になります。

ところが、仲間の婦人たちがわたしたちを驚かせました。
天使たちが現れ、『イエスは生きておられる』と告げたと言うのです。」

そこで、イエスは言われた。
「ああ、物分りが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち。」
そして、
モーセとすべての預言者から初めて、聖書全体について、ご自分について書かれていることを説明された。

一行は目指す村に近づいた。
二人が無理に引きとめたので、イエスは共に泊まるため家に入られた。

一緒に食事に着いたとき、
   『イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。』 
 
   『すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。』 

 上の絵は、    『エマオの巡礼』                 レンブラント作品
   『復活したキリストが、エルサレム近郊のエマオの町で、二人の弟子の前に姿を現した場面』を描いています。

   続きます。

  『そして、(二人は)と気を移さず出発して、エルサレムに戻ってみると、
十一人とその仲間が集まって、本当に主は復活して、シモンに現れたと話し合っていた。
二人も、
道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。』

                                      ルカ福音書 24章13-35節 

ここで。

     恩師の『最後の説教』です。 一部です。
           『復活したイエス・キリスト発見のための三原則』

 『① 聖書を読む』

  『イエスは、モーセとすべての預言者から初めて、
  聖書全体について、ご自分について書かれていることを説明された。』

    復活したイエスに出会うためには・・・
聖書のすべて、旧約から新約までイエスについて書かれている聖書、を読み、
『イエスの現存』を確認する必要があるのです。

 『② 秘跡に預かる』

  『イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。
  すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。』 
 

    復活したイエスに出会うためには・・・
存命中のイエスが、腹を減らした大勢の民のために、数個のパンと魚を増やして民に与え、民は満足した。
人々は そんな多くの場面を思いだし、『イエスの秘跡』を確認したのです。

同様に。
現在の私達は、
イエスの遺された、『イエスの現存の証・聖体』に預かりながら・・・
イエスの現存を確認する必要があるのです。

 『③ 信仰共同体の中でイエスと共に居る』

『十一人とその仲間が集まって、本当に主は復活して、シモンに現れたと話し合っていた。
二人も、道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。』

    復活したイエスに出会うためには・・・
信仰共同体の中で、お人の信仰体験を聞き、自分の信仰体験を話し、共に分かち合い、
エマオの道中の二人が、イエスの話をしていると、突然に表れて同行して下さったイエスのように、
『二人三人がイエスの名の元に集まる時は、私もそこに居る』と言われる、イエスと共に、
イエスの現存を確認する必要があるのです。

               以上。 『復活のイエスに出会う三段階』でした。

そして。
師と共に最後の食事。

信徒さんの用意下さった・・・   『ワンプレート朝食会』

全て手作りのミネステローネ。パスタサラダ。バターロール。アップルパイ。 そして 果物。

                                  ワンプレート。ワンコイン。100円でした。

    おいしい! 用意下さった女性信者さん達の『信仰心』を見る思いでした。

       恩師様!イエスがエマオの二人を導いたように・・・
               私達信徒を長年導いてくださり、ありがとうございました。
             又会う日までさようなら。

 皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
恩師より学んで成長。 成長した私がどなたかの恩師になる。 そんな循環は最高ですね!