『神のしもべ ユスト高山右近』
江戸幕府のキリスト教禁教令で国外に追放され、殉教したキリシタン大名の高山右近(1552~1615年・63歳)
2017年2月7日
高山右近を「福者」とする 『列福式ミサ』
開祭
司式者入場。 『教皇フランシスコ代理:アンジェロ アマート枢機卿』
列福の儀
『列福の請願』
『教皇フランシスコの代理である列福省長官アンジェロ・アマート枢機卿様、
東京大司教である私ペトロ岡田武夫は、フランシスコ教皇聖下に対し、
1615年にフィリッピンのマニラで殉教した神のしもべ、尊者ユスト高山右近を、
福者の列に加えて下さるよう、ここにつつしんでお願い申し上げます。』
『教皇書簡の朗読』
教皇フランシスコ代理:アンジェロ アマート枢機卿
『フランシスコ教皇聖下の命により、
フィリッピンのマニラで1615年に殉教を遂げた神のしもべ、尊者ユスト高山右近を、
福者の列に加える教皇書簡を奉読いたします。』
『謝辞』
『日本の司教団、信徒、修道者、司祭と心を合わせ、
使徒性ペトロの後継者、教皇フランシスコに対し感謝の意を表すとともに、
このたび福者の列に加えられた神のしもべユスト高山右近に賛辞を贈ります。』
『晴れて・・・列福』
参列者一同で賛美の大合唱。 『肖像画の除幕』
ことばの典礼
『第一朗読』
『この事を起こし、成し遂げたのは誰か。
それは、主なるわたし。
初めから代々の人を呼び出すもの、初めであり、後の代と共にいるもの。』
イザヤの預言 41章4-10
感謝の典礼
『感謝の讃歌』
『まことにとうとくすべての聖性の源である父よ、
いま聖霊によってこの供えものをとうといものにしてください。
わたしたちのために主キリストの御からだと御血になりますように。』
『聖体拝領』
大阪市中央区の大阪城ホールで開催。 国内外から約1万人の参列でした。
閉祭
『謝辞』
共同司式者。 『ヨゼフ高見三明 長崎大司教』
『日本で本格的な列聖調査が始まって70年以上経過し、
この列福式を迎えることができました。
400年前の一人のキリスト信者の信仰と生き方が、
すべての人々にとって確かに模範に値すると教会によって公に宣言される瞬間です。
これも神のはからいと多くの方々のご尽力とお祈りの賜物です。』
以上。
『神のしもべ ユスト高山右近 列福式』 でした。
写真は、多くの参列者の中での、鮮明に撮れませんでした
『福者』は、最高位の崇敬対象である『聖人』に次ぐ称号。
日本での列福式は、
江戸時代初期のキリスト教徒迫害で殉教した信徒ら188人が認定され、
2008年に長崎市で開かれて以来、2度目。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
「この複雑な時代において、神の造った自然をそのままに残せるような、つつましい生き方を貫いていきましょう。」
司祭の言葉でした。
お土産 『列福記念メダル』
高山家家紋の七曜星。
『七つの秘跡』 及び
右近を導いた『聖霊の七つの賜物』と重なります。
上智。聡明。賢慮。勇気。知識。孝愛。主への畏敬。