マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

理性によって認識される存在…『騎士団長殺し』 そして 『神の計画をゆだねられた管理者』

2017-02-26 23:18:51 | 大学。大学院。本。コンサート。ラジオ。映画。

 自称『ハルキスト』の私。

村上春樹の最新作・・・  
     『騎士団長殺し:Killing Commendatore
   
   
 ついに発表。                早速購入。

       『第一部 顕れるイデア編』  第二部は未購入
     
   帯の『言葉』 = 『旋回する物語 そして変装する言葉』
   帯の『言葉』にすら、私の胸はドキドキ、期待が大きく膨らむ。

「『海辺のカフカ』より長く、『1Q84』より短い小説。とても奇妙な物語になります。」
                                             朝日新聞より
「その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。
 夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた・・・・・
  それは孤独で静謐な日々であるはずだった。 騎士団長が顕れるまでは。 
                                       『騎士団長殺し』背表紙より

        難解と言われる『村上文学』
        お得意のメタファーも健在でしょう。
        「顔のない男」という、いかにも『村上ワールド』な登場人物が現れてくる。そうです。

  私の『ハルキスト』である理由。
  村上春樹の世界観…見える世界と見えない世界の共存の不思議さと確実性。
                                『理性によって認識される存在』 を思い知らされます。  

そして。

今日は2月26日。年間第八主日。

     『使徒パウロの言葉』
   
   『皆さん、 
 人は、神の秘められた計画をゆだねられた管理者と考えるべきです。
 この場合、
 管理者に要求されるのは忠実であることです。』 コリントの信徒への手紙Ⅰ 4章1-5

    
   使徒パウロも、村上春樹同様、平易な言葉を用いながら、難解な課題を出す。 

   私たちは、『神の秘められた計画をゆだねられた管理者 』、だというのです。

       確かに・・・

  は、生命の不思議を体験しながら、『人の親』となり、『神の計画の管理者』となります。 
  教師たちは、教育の大切さを体験しながら、『人の師』となり、『神の計画の管理者』となります。
  国の指導者たちは、国民の平和を維持するために、『国主』となり、、『神の計画の管理者』となります。

     管理者に要求されることは・・・

     神の秘めた計画をゆだねられた管理者として、『神への忠実』です。 
     神の秘めた計画への、『絶対なる服従』なのです。 

       『人は、キリストに仕える者なのです。』 同4-1

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
使徒パウロは『人は神の計画の管理者』であると断言します。 村上春樹は『人間の本質』を突きつけてきます。
『真実』を知った私たちは、真摯に生きるべきなのでしょう! 頑張りましょう!