戴きもの。 『塩見(しおみ)饅頭』
「実家の墓参りをしてきました」と、友人の故郷のお土産です。
『赤穂の名産の塩』の歴史と共に歩み続けた逸品です。
こし餡の甘さを赤穂の塩で抑えた風味は、独特の上品なお味です。
赤穂で育った友人も、塩見饅頭のように、威厳と誇りを内に潜める女性です。
そして。
今日は2月23日。年間第七木曜日。
『今日の福音 イエスの言葉』
『塩に塩気がなくなれば、あなたがたは何によって塩味を付けるのか。
自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。』
マルコ福音書 9章41-50
キリスト者は、
『あなたがたは地の塩』 とも 『あなたがたは世の光』 とも言われます。ルカ福音書 14章34-35節
つまり。
キリスト者は、
この世に味付けをする者。この世が腐らないように働く者。世に希望を与える者。でありなさいと言われのです。
更に。
キリストは、そのキリスト者に、一抹の懸念を抱くのです。
『塩に塩気がなくなれば、何によって塩味を付けるのか。自分自身の内に塩を持ちなさい。』と。
塩気がなくなったキリスト者は、何の役にも立たない。 と言われるのです。
では。
『塩味』とは何?
塩は、一つまみ入れることにより、塩見饅頭のこしあんの甘味が引き立つように・・・
塩味を持つキリスト者は、人間関係において、一人一人の良さが引き立つように働くのです。
キリストの『和解の福音』の精神を持つキリスト者の存在は、人々が互いに平和で過ごせるように働くのです。
『救いの喜び』を味わうキリスト者は、世の人々に、『希望の光』を証しするのです。
『塩味』とは、『世の潤滑油』の働きのことです。
私も、キリストのように、赤穂で育った友人のように、
『塩』を内に持ち、
キリスト者としての威厳と誇りと そして 責任、を内に潜める女性でありたいものです。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
キリスト者の塩味。 年を重ねた者の威厳。 孤高に気高く。 恰好良くいきましょう!