マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『まことに、わが民は二つの悪を行った。』・・・聖書100週間 そして 『イスラエルの民は、神が彼らの王として君臨することを退けた。』

2020-01-17 14:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

1月17日金曜日。曇り時々晴れ。

 
 今年も始まりました・・・  『聖書100週間』
 

       今年も、聖書好きの仲間が集まりました。

 ”今年も始まり嬉しいです” ”今年も健康に恵まれ聖書通読が続けられますように”
    
  それぞれが、今年のクラスの始まりに、決意と夢を祈りました。
     
            ”今年も聖霊に導かれて、聖書通読の努力を重ねる私たちに、
        豊かな恵みをお与えください”

              
                   今日の通読範囲は、『エレミヤ書 1~12章』

紀元前626年。エレミヤの召命。

 産まれる前から神が聖別し、神から諸国民と諸王国の対する権限を与えられ、
   神から神の言葉を授けられ、預言者として立てられた、
  
      『エレミヤ』    ミケランジェロ作品

    預言者エレミヤによる『預言書』です。

 
  神は、エレミヤの口を通して、民に『告示』します。

   親が、放蕩息子の帰還、を喜んで受け入れるように、
 神は、背信の民の帰還、を滅ぼし尽くすことなく許すのです。


  まことに、わが民は二つの悪を行った。
     生ける水の源である私を捨てて、
  水をためることのできない、無用の水溜めを掘った。2章13節
あなたの神なる主が、旅路を導かれたとき、あなた方は主を捨てた。2章17節

      あなたの犯した悪が、
 あなたをこらしめ、あなたの背信があなたを責めている。2章19節

 背信の子らよ、立ち帰れ私こそあなたたちの主である。3章14節
 割礼を受けて主のものとなり、あなたの心の包囲を取り去れ。4章4節
    
    今やわたしは彼らに裁きを下す。4章12節
見よ、わたしは遠くから一つの国をお前たちの上に襲いかからせる。5章15節

その時ですら、わたしはお前たちを滅ぼし尽くしはしない。5章18節
   わたしは背いたおまえたちをいやす。3章22節 』 

 

  イスラエルの民は、
     主なる神に特別に仕えるように選ばれ、

   主に頼り、主に従い、律法の道を守って暮らすなら、
    神との約束・契約を果たすことができるのです。
ところが、
 主に頼らず、近隣の大国と同盟し、軍事力に頼ろうとするのは、
      『大きな罪』なのです。

 
エレミヤは、この地上のものに頼らず、神だけに頼るように、と教えるのです。


今日も、
  聖書の理解を、仲間の感想を聞くことにより、深めていきました。
 『御言葉』を、仲間の口を通して、聖霊による不思議な導きにより聞くのです。

    聖書100週間は、
  『理解度=一人の理解×参加人数』 ということです。
     聖書は奥深い。仲間は最高。 感謝!感謝!



そして。

今日は1月17日。年間第一金曜日。

『今日の入祭唱』

   『神に従う人は、神の家の庭に植えられた人。
なつめやしのように栄え、レバノンの杉のように栄える。』


そして。

『今日の第一朗読 サムエルの信仰

   『そのとき、イスラエルの長老は全員集まり、
  『ラマのサムエル』のもとに来て、彼に申し入れた。       
             サムエルの着位:紀元前973年

「あなたは既に年を取られ、息子たちはあなたの道を歩んでいません。
    今こそ、ほかのすべての国々のように、
  我々のために裁きを行うを立ててください。」

裁きを行う王を与えよとの彼らの言い分は、サムエルの目にはと映った。

そこでサムエルは主に祈った。
主はサムエルに言われた。

  「民があなたに言うままに、彼らの声に従うがよい。
     彼らが退けたのはあなたではない。
彼らの上にわたしが王として君臨することを退けているのだ。」

サムエルは王を要求する民に、主の言葉をことごとく伝えた。

   「こうして、あなたたちは王の奴隷となる。
  
その日あなたたちは、自分が選んだ王のゆえに、泣き叫ぶ。

  しかし、主はその日、あなたたちに答えてはくださらない。」

民はサムエルの声に聞き従おうとせず、言い張った。  

  「いいえ。我々にはどうしても王が必要なのです。
  我々もまた、他のすべての国民と同じようになり、

王が裁きを行い、王が陣頭に立って進み、我々の戦いをたたかうのです。」

サムエルは民の言葉をことごとく聞き、主の耳に入れた。
主はサムエルに言われた。

  「彼らの声に従い、彼らに王を立てなさい。」
       サムエル記上 8章4-7&10-22節


 サムエルは、イスラエルの最後の士師であり、同時に 祭司、預言者でした。
イスラエルは、混乱していた士師時代を終え、次いで、
  民族としても国としても力を増してきて、
周囲の国々に抵抗し、力の結集を図るために王を立てる必要を感じて、
  王制を確立していくのです。


神の民の国・イスラエルの王は、一人の人間ではなく、神ご自身なのです。
  イスラエルで王となる者は、神の代理者であり、神に忠実に、
 神の望みを実現するために民の上に立ち、民を治める者なのです。

  
この時代から、イスラエルの中で、預言者たちの活躍が始まるのです。
    国が繁栄すれば国民の生活は豊かになるが、
    一方、神を忘れて生きる者が増えてきます。
 そこで、預言者たちは、民に神の言葉を想起させ、戒めるのです。
預言者・サムエルは、『王を立てることは悪である』 とイスラエルの民に戒めます。


 私たちキリスト者の王は、一人の人間でなく、神ご自身です。


『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
『偉大な預言者が私たちのうちに現れ、神は民を訪れてくださった。』アレルヤ、アレルヤ。
                  マルコ福音書 2章1-12節


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様の今年の夢・目標は何ですか?是非に実現させましょう。 お元気で!