まりはなの、のんきでありたい日々

地方都市で、清貧生活  

消化不良

2010年11月05日 22時40分58秒 | テレビの話
100点を取り続けることは難しいが、70点平均なら努力しだいでできそうだ。

長く続くドラマにはそんな感じのものが多い。

「相棒」というドラマを2時間の単発の頃から見ている。

そこから連続ドラマになり、シリーズを重ねている。

すごく面白い回もあったし、今ひとつの回もあったが

年代問わず見られて、ある一定のレベルを保っているドラマだった。

警察批判や政府批判が多いのは放映している局の方針なのだろうか。

ときどき疑問に思わなくもなかったが、まあ鼻につく一歩手前のさじ加減はされていた。

寺脇康文の降板が決まったとき、残念だったけれど製作側の英断に感心もした。

若く見えるがすでに40代後半の寺脇康文。

いつまでも若手熱血刑事を続けるには無理がある。

いや、サスペンスの世界ではそういう配役も多いけど

いずれ不自然さが目立つようになる。

寺脇康文自身にも、惜しい気持ちはあったろうが

この引き際のお陰で、「亀山薫」は輝いたまま相棒ファンの胸に残る。

及川ミッチーに決まったとき、一時期熱烈なミッチーファンだったわたしとしては

ちょっと複雑な思いがした。

彼のセリフ回しって独特だから。

しかしまあ、亀山薫とはまた違ったキャラクターとして

これまでの相棒ファンに受け入れられてはいるようだ。

初登場の前作でも視聴率は落ちていない。

しかし、今シーズンの初回はなんだったのだろう。

いつもは2時間スペシャルで幕を開けるのにどうしたことかと思っていたら

まさかの前後編。

だらだらと前編が終わり、意外性も驚きもない後編へ。

部下を殺した男に殺意はあったのかなかったのか。

錯乱した部下との関係は元々どうだったのか。

贖罪の為に政治家の操り人形となって

罪のない人を次々と殺す必然性が全く感じられない。

殺人の贖罪が殺人というのはおかしいだろう。

それで最後に「裏切られた」ってちょっと間抜けすぎないか。

今季、相棒の視聴率は群を抜いていいらしいけど

それは水戸黄門の視聴率がある程度安定しているのと一緒じゃないだろうか。

面白かろうと面白くなかろうと、水曜9時は相棒って決めてる。

そういう視聴者が多いんじゃないか。

考えてみると、ライバルになりそうな番組、水曜日はないし。

とかなんとかいって、うちも水曜9時は相棒って決まってるのだな。

まあ次回以降に期待・・・薄。
コメント
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