まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

一線を越えた?

2011年06月12日 21時34分16秒 | 日々雑感
偏食の人と潔癖な人は、なぜかそれを自慢げに言う人が多い。

聞いてもないのに「俺、それ嫌い」とか

「よくそんなの食べられるよね」とか。

恥じる必要はないけれど、いい年してアレルギーでもないのに食べられないものがあるって

自慢になることじゃないと思うけど。

嫌いでもいいから黙って残して欲しい。

潔癖な人も、なぜか自分を基準にしているから

人がその基準から外れていると「信じられない!」なんて言う。

しかし清潔の「普通」はかなり難しい。

人によってこだわりのポイントが違いすぎて標準が分かりづらい。

整理整頓はするが、埃は平気とか。

逆に掃除はするけれど、部屋は散らかってるとか。

例えばわたしは毎日入浴するけれど、別に毎日入らなくても平気だと言う人もいるだろう。

それを否定する気はない。

バスタオルも、1回使ったら洗濯に出してしまうけれど、何回か使う人もいるだろう。

多分、本当に清潔かどうかということより

かなりの部分「気持ち」が関係していると思うのだ。

手を洗わないでおにぎりを食べても死にはしないけど、

それが平気な人と我慢できない人といるように。

わたしは、よく言えばおおらか、悪く言うとだらしない母親に育てられたので

子供の頃は色々なことにアバウトだった。

「嘘を付く」とか「挨拶しない」ということには厳しい母だったが

手を洗うとか、うがいをするとか、きちんと歯を磨くとか

そっち方面にはかなりゆるかった。

しかし成長するうちに、うちってちょっと衛生的にいい加減じゃない?

と疑問を感じるようになり、布巾は煮沸しようとか

洗濯物は分けようとか提案しては却下された。

30歳くらいまでは結構細かく生きてきたが、段々「気持ち」が楽なほうに傾くようになった。

消費期限が切れたものなど口にしたことがなかったのに、今は平気で食べちゃうし。

だって胃腸が丈夫なんだもん。

よく「3秒ルール」といって、お膳に落ちたものを3秒以内なら食べていいなんて言うけれど

別に5秒だって10秒だってばい菌は変わらないだろう。

1時間後となると話は別だが。

知人が「3秒ルール」で落ちたものを食べたところ、その母親に叱られたという。

なぜなら、そのときに犬を預かっていて、お膳に犬の毛が落ちているかも知れないからだそうだ。

犬の毛一本で病気になるとは思えないが「気持ちの部分」で嫌だったのだろう。

ちなみにわたしは、よその猫を触った後は手を洗うけど

うちの猫を触った後は、そのままお菓子を食べちゃったりする。

しかもこの間なんて、猫の背中に落ちたシュークリームがジュータンに落ちたのを

慌てて拾って食べちゃったんである。

猫の背中もジュータンも「えー!!!!」という人多いでしょうが

だって死ぬわけじゃないし。

というよりおなかも壊さないし。

ただ、なんとなく「一線を越えた」気はしたけど。

よい子は真似しないでね。