まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

どこにいるの?

2012年09月01日 20時59分13秒 | 日々雑感
折り込みチラシをつらつらと眺めていると、敬老の日という文字とイラストが目に入った。

またいた!

そこにはおじいさんとおばあさんのイラストがあったのだが、おじいさんはまだいい。

眼鏡をかけて口ひげをはやし、頭のてっぺんははげているが脇にはふさふさと毛が残っている。

問題はおばあさんだ。

おだんご頭。

こんなおばあさん、今時いるか?

とにかく、おばあさんの絵というとかなりの確率でおだんご頭なのだ。

ひどいときにはおだんご頭に丸眼鏡をかけ、着物を着ている。

何時代のおばあさんだ。

「おばあさん」という記号なのは分かるけど、もうちょっと工夫したらどうだ。

おだんご頭じゃなければおばあさんに見えないようなおばあさんしか描けないのか?

あと、これは結構いろいろな人が言っていることだけど

今時「~じゃ」というおじいさんも、そうそういないよね。

しかし童話でも新聞でも、おじいさんと孫の会話と言う形式だと

ほとんど「~じゃ」が使われている。

これもおじいさんの記号なんだろうけど。

侍は「拙者+ござる」で姫は「わらわ」、お金持ちの奥さまは「そうざます」。

本当にそうか。

大体、いくつの人を想定してのおだんご頭と「~じゃ」なんだろう。

今の70歳だったら携帯持ってメールもやってる。

一体、どこに行けばおだんご頭のおばあさんを見られるのだろう。

と言いつつわたしは、記号としてのおだんご頭を見るたびに喜んでいるのだ。

意地悪か。