4年に一度くらい同じ事を考えているような気がするのだけど
一体この世に、魔物がいるところはどれくらいあるのだろう。
テレビを見ていた母親が
「オリンピックには魔物がいるって言うよね」。
さすがに最近は、メディアでそんな言葉を使う人は減っただろうと思っていたら
新聞に「五輪の魔物に打ち勝ち」と書かれた記事を見つけて
この言葉の人気は根強いなーと驚いた。
番狂わせが起きたときの常套句なのは分かるけれど
そんなこと言ったら、大事なプレゼンにも小学校の運動会にも
幼稚園の学芸会にも魔物が潜んでいると思う。
勝負事の常套句としては、勝者に対して
「勝利の女神が微笑んだ」という言葉があるけれど
敗者に対して「勝利の女神がにらみつけた」って言わないよね。
勝利の女神がシカトした、ガン飛ばした、あかんべーした・・・
どんな女神だ。