まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

家庭内考古学

2009年10月16日 19時33分03秒 | 日々雑感
冷蔵庫を開けると「これは食べられますよー」と書かれた肉が。

泊まりがけで出かけた母から、わたしへのメッセージである。

思わず笑ってしまったが、そもそも冷蔵庫には食べられるものしか入ってないのではと思うのは

きちんとした、まめな家庭で育った人である。

うちでは、結構な確率で食べられないものが入っている。

なぜそんなことが起こるかといえば、食べ忘れた上に捨て忘れ、

生ものなので、次のゴミの日まで冷蔵庫で待機してもらうしかないということが

ちょくちょくあるからだ。

以前、「冷凍庫から昭和の日付の冷凍食品が出てきた」というCMがあった。

いくらなんでも、そこまではいかないが

これいつのだ?と聞きたくなるようなものはしょっちゅう出てくる。

大体うちの母は、野菜室の奥のほうは見ない主義らしく

新しく野菜を買ったら、とにかく上から詰めて地層にしてしまう。

その地層を新しいうちに掘り返して、

なるべく行方不明の野菜をなくすよう努力するのはわたしの役目だ。

努力はするのだが、ちょっと油断すると地層はもうとんでもないことになって

まあ化石になるまで放置はしないが、すでにそれは野菜ではない代物に変わってしまうこともある。

これいつの?どころか、これはなに?と聞きたくなるものさえ出てくる始末。

潔癖症の人が見たら卒倒しそうな冷蔵庫だが、それでも人は病気になったりしないもんである。

とはいえ、やっぱり冷蔵庫には食べられるものだけ入っているほうが望ましい。

今後はもう少しまめな地層調査が必要と思われるメッセージだった。
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