未明に起きた。しし座流星群・・・3分であきらめた。
街灯が明るくて、空がぼんやりしてる感じがある。真夜中の空ではないなあ・・。星に願いを・・と、思ったのだが・・・。
さて、ボランティアについて。
私は講師をしているが、もちろんお金を頂いている。と、同時に無給のボランティアもしている。いまや世の中の趨勢ではボランティアは必ず無給というわけではない。私も本来は、無給でないほうがいいのではないかとは思っているが・・・・・今は、授業のほかに生徒のサポートをしているが、それらはすべてボランティアである。
私の1週間の時間のうちの1時間をあなたのために使うことに、なんの問題もないのよ と、私に英語を教えてくれた、シャロンのその言葉が、私のボランティアの原点になっている。シャロンは大学で英語を教えているプロであったし、同時に司祭の奥様で、教会でも先頭にたって、様々な活動をしていた。
彼女はそのほかに私に、本当にいい仕事がしたいならボランティアをしなさいと言った。最初は大変でも、いい出会いが作れるはずだと。
素直な私は、シャロンの言葉に忠実に従う。あまりに突然に訪れたシャロンとの別れだったので、彼女と彼女の言葉が私の中に鮮明に残っているのかもしれない。(シャロンは夏にがんを発症して、一年の闘病生活の後亡くなった。彼女の写真が机の上で毎日私を見守っていてくれる)
今の職場は仙台で一番ハンサムでかっこいい、ダンディな校長先生(78歳でいらっしゃって、それはそれは素敵な方です)、それに尊敬できる女性の先生たちがいらして、やたら居心地がいい。別にぬくぬくとしている訳ではない。求められるものは、高度で厳しい。先生方のレベルも非常に高い。
昨日も私が作っている副教材に対して、主任の先生からのアドバイスがあった。彼女のスタンスは徹底していて、使う方の立場にたつ。何が生徒たちに必要か、何が生徒たちの成長を促すか・・・。漢字圏から来た以外の生徒たちのために、英語の訳をポイントの重要なところに入れるように指示があった。まったくうかつだった。
資料を見直して、作りかえる作業を始める。また、新しく来日した生徒の遅れを取り戻すサポートも入ったので、少人数の授業を始める。これは全くのボランティア。しかし、実際に生徒を前にすると、なんでもやってあげたくなる。彼らの目が私に訴えかけるものがある。彼らには今、私が必要だと感じる。新しい生活で感じるカルチャーショックにも、いっしょに向き合っていこうと思っている。
そんな昨日、就業形態を変えて、参加して欲しいとの申し出を受けた。やりがいを感じているので、はい わかりました と、即答した。
新しい世界が広がっていく。シャロンが言った通りだった。