映画『ザ・コール [緊急通報指令室]』予告編
先日、この映画を見てきました。
ハル・ベリー主演で、アビゲイル・ブレスリンちゃんも出てます。
しかし、アビゲイルちゃん、すっかり大人になって・・・と、なんだか感慨深く思ったりしてね~。
「リトル・ミス・サンシャイン」って、そんな昔の映画だったかっ!?と思ったら、2006年だったんだね~。
その後7年か・・・
他人ちの子って大きくなるのが早いっていうけど、ホントだねっ!!状態でございます。
いやぁ、ホントに立派に大きくなって~、という(笑)
まぁ、それはおいといて・・・
ハル・ベリーは、「911」のオペレーターなんですね~。
アメリカ全土がそうなのかよく知らんが、日本で言うと「110」と「119」を足したような役割。
日本の救急通報って、どうしてそういう流れになったのか不明だけど、「警察」=110、「救急・火災」=119、と役割が分かれているので、実際に通報する場になると結構焦ってるせいもあって混乱しちゃうそうで。
BLS(一時救命措置)について書かれた本とかにも、このネタがあったなぁ~。
119にかけたいのに、つい焦って番号がわからなくなって110にかけちゃうケースも多いので(そして電話番号間違いの場合の110から119への横の連絡っていうのはつかない(らしい)ので、また通報者が掛けなおすハメになるらしい、やったことないのでわからんが)ほかの人に救急車を呼んでほしいの連絡を頼むさいは、必ず、
「救急車を呼んで!!」ではなくて、
「119に電話して!!」と頼むのがコツなんだそうな。
ま、日本の場合はちょっとそー言う感じでややこしいのですが、このアメリカの場合はとりあえずすべて911でいいようで。
オペレーターが、判断しそこから必要機関に出動を要請してくれる、という事らしい。
こりゃ~、便利ですねぇ。
事故や犯罪はもちろん、「家に蝙蝠が入ってきちゃった!!」なら、動物関連センターにすぐ真夜中でも連絡取ってくれて、そのスジのスペシャリストを派遣してくれるんだからねぇ。
そーいや、アメリカの救急車って有料だったかなぁ?
っていうのは、まぁこの話とは関係ないけどね。
という感じなので、とにかく電話をかけてくる相手は、もうホントに緊急事態の真っ最中で、焦りまくって冷静に話せないような状態の人がほとんど。
その人から、情報を引き出して適切な対応をとる、その最前線にいるのが911のオペレーターというわけです。
で、ハル・ベリーはとある事情から、第一線は退いて教官になってるのだけど、誘拐された少女からの電話を受けてしまった!!というところで、この映画は動いていくわけでして。
電話だけしか情報がなく、しかも命の危険が強い、そして逆探知も難しく、相手はパニック!!
という中で、少女を励まし、なだめつつ、限られた状況で必要な情報をつかみ、手配し、また次の手を考えていく、という電話・通話だけがつなくサスペンスドラマでございました。
結構、この電話だけっていうので話を持たすところが一番のサスペンスでこの映画の魅力でもありますな~。
まぁ、冷静に見ているとつっこみするべき点はありますが、まぁ及第点のサスペンスではなかろうか?と。
私が思った一番のつっこみポイントは・・・
「こういう捜査なら、警察犬をつかえよっ!!」というところでした(笑)
警察犬つかえば、おそらく必ず最後の例の場所は見つかるはずだし、そしたら展開も違ったであろう、でもだからといってそれがハッピーエンドになるかどうかは疑問ですがねぇ。
他にも、まぁ一部、
「ここでそれやると、こうなるに違いない!!」的なドジッ子的お約束展開とかもあったりもしますが、まぁ許容範囲かね?
と、いう感じで、まぁ面白かったのですが、ラストが結構賛否両論ありそうな気がします。
その場では、確かにあのラストでもありかと思うけど、きっと後悔するんじゃないかな?という気がしますが・・・普通の良識ある人ならねぇ。
確かにその場では溜飲が下がるっていうか、なんつうか、ですが。
まぁ、それにしてもハル・ベリーは、手足細くて体も華奢なんだけど、しなやかさがあって、タフなアクションでも似合うんだよね~。
キャットウーマンの時よりも、アクションが似合っていたような気がします。
なんつうか、「普通の女性でも頑張る」っていうアクションだから違うっていえば違うけどね~。
で、製作会社が大手じゃないせいか、あるいは日本の配給会社も大手じゃないせいか、ろくに宣伝もしてもらえず(ハル・ベリー主演なのにねぇ・・・)上映映画館も少なく、上映回数も激少・・・
故に、あまり話題にもならず、サラッと消えてしまいそうな映画でございますが、まぁ機会があったら見て下さい、という感じでしょうか~。