УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『侍タイムスリッパー』

2024-12-31 20:13:12 | 映画
2024年も最終日です。皆様、お世話になりました。
年末にまさかのインフル罹りまして、そーいや今年はインフルワクチン打ってなかったっけー。
当時、風邪で咳が全然止まらんのでやめといたんだよねー。
まあ、打っても罹らないってわけじゃないしなー。
おかげで、また咳がぶり返してます。

で、今日は『侍タイムスリッパー』見てきました。




本上映の頃、咳が酷くて映画館に行けなくて、リバイバル上映している今ならなんとかなるか?ってわけで。
で、2025年って昭和100年になるんだってねー!
この映画は幕末時代の会津藩の武士が雷に打たれて現代にタイムスリップしてしまう!という話なんだが、今って黒船来襲・倒幕後約140年くらいらしい!
たかだか?140年前!
そのうち昭和が100年占めている!
って、なんか幕末ってわりと最近??
と、縄文脳反応したりして(笑)
大体、4.5代くらい前のご先祖は、その時代がリアルだったわけで、おじいちゃんのおじいちゃんくらい?
名家だったりしたら、そのくらいなら名前とかもしっかり残ってるかもしれんなー、とかとか。
で、タイムスリップしてきた場所が京都の時代劇撮影場所で、お侍さんは現代で生きていくために時代劇の斬られ役エキストラみたいな暮らしをするわけですね。
現代では時代劇ってお年寄りの娯楽、みたいな感じで消えゆく存在感。
侍も現代では必要の無い消えた存在、であり、そのあたりの消えゆく方向性と作品作りのエネルギーをプラスした感じでねー。
主人公である侍は会津藩出身であり、幕府側・敗れた側の人であり、今、歴史の教科書的に語られる彼らのその後の過酷な生活は、主人公にとっては周囲の大切な人々の運命でもあるわけで、こりゃキツいわ〜
そーいや、静岡市の清水港でも幕府側の軍艦が敗れ、船から飛び降りて泳いで逃げようとする侍達に新政府軍の船や海岸から一斉射撃で死傷者多数。
新政府軍は見せしめのため、海から戦死者を引き上げて弔う事を許さずに、海には多数の遺体が放置されたままだった。
そこを、死んじまったら義軍も賊軍も関係ない、弔ってやらんと!と、回収に乗り出したのが清水次郎長親分だった、という話だ。
・・会津城内では一般市民も侍も遺体はそのまま放置されたそうな・・

という過酷な運命をジャンプし、そこそこ平和な日常を送る事に疑念を抱くような事件が起こり・・って感じで、フィクションの中でフィクションをフィクションとして造る事を描いているような話だが、なかなかしっかりしていて、時代の波により侍だろうとなんだろと、一個人にはどうにもならない出来ない事もあるが、それ以前に自分が自分としてどうすべきか?みたいなたくさんなそれぞれの想いがあり、どうかみんな、脇役のエキストラ1人1人がみんな幸せになって欲しいなあ〜、と真剣に祈りたくなるような映画でございました。
コメント
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