新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

情けなや国会議員

2013-12-09 16:47:41 | コラム
みんなの党は限界だ:

みんなの党の元幹事長・江田憲司がこう言って離党届を出したと報じられている。分裂するそうだ。渡辺代表は「金目当てだ。慰留しない」と言ったとか。民主党は何とかして傾いた党の勢いを取り戻そうとするのか、無闇且つ滅多矢鱈に安倍政権の支離滅裂な批判を繰り返すだけで「嘗ての反対するだけの野党」以下に成り果てた。

正直なところ、「江田様、何を仰るのか。ほとんどの政党が心ある国民の辛抱の限界に来ているので、みんなの党だけではないよ」と言いたいのだ。

維新の会も江田憲司一味と通じ、更に民主党の落ちこぼれを拾って新党を結成するとかしないとか。彼等国会議員の眼中には焦眉の急である法案の審議やTPPや防空識別圏問題の対応を検討するとかのような案件よりも、自分たちの権益を守ることを優先することしか眼中に無きが如きではと思ってしまう。そんな連中を選んだ覚えがないと言いたいが、ここ東京一区では私以外が海江田を結果的に選んでしまった。

野党の連中は数を確保している自公政権に反対し、その反対の姿勢のサポーターにマスコミを巻き込むことくらいしかやることがない。アベノミクスが円安と株高を実現させて一部の大手企業に利益を挙げさせたが、その円安がここ数日は103円台まで出たり入ったり。これではまたぞろ電気代が上がってしまうかと危惧するが、そんな国民の皆様の関心事は彼等にとっては何でもないかのようだ。

彼等は本当に多くの大手商社で資源とエネルギーの取り扱いで、ボーナス支給の規定を変更せざるを得なかったほど利益が出てしまった部門があった事を承知した上で、国会で諸々の法案を審議しているのだろうか。農業関係の関税率をTPP加盟国等を論議することが、目に見える近い将来の景気回復に役に立つのかどうかを考えているのだろうか。

国会議員は真剣に真摯に国民の皆様の負託に応えて、お国のためになることをやっていこうと立ち直っても良い頃ではないのか。現在の姿勢では心ある国民の皆様に見放されていると承知で、それを逆手にとってやりたい放題に見えて仕方がない。

マスコミと言うのかジャーナリズムも結果を見て批判するだけではなく、「何をするのが本当の国益になり、今彼等が没頭していることが国損を招くかも知れない」くらいを明確に指摘したらどうだろうか。私は彼等は議員たちと至近距離にいて裏と表の事情と情報を熟知していると疑っているので、好い加減に国民の皆様をミスリードするような報道の姿勢を改めて欲しいと思うのだが、これとても「無い物ねだりか」と半分諦めている。

一日遅れの十二月八日の思い出

2013-12-09 08:13:25 | コラム
西太平洋上において戦闘状態に入れり:

この頃は疎開と私の健康上の問題があっての転地療養で、藤沢の鵠沼に住んでいた。昭和16年のことだった。その日は隣の叔母の家の台所にいたのを鮮明に覚えている。その台所は北側にあって暗く、昼間でも電灯がついていた。そこにはラジオもあった。そのラジオからあの放送が流れてきたのだった。

そこには自分以外に誰がいたかは覚えていないが、皆で「やった、やった」と素直に単純に喜び合ったのを覚えている。小学校(未だ国民学校に変わっていなかった?)の3年生だった。

その頃にはハワイという島があったのも知らなかったし、真珠湾などな勿論初めて聞く地名だった。そこでアメリカ軍をやっつけたと知らされたのだった。この真珠湾攻撃に前に、アメリカと戦争をするかも知れない状態にあっただったなどと教えられた記憶はない。

それだけのことだが、あの台所の暗さの中でラジオを聞いたのを何故か未だに覚えている。