新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

金正恩の後見人が死刑に処された

2013-12-14 12:57:49 | コラム
張成沢が後見人との公式発表があったか:

昨日からこの件をマスコミが大きく採り上げて報じ、多くの北朝鮮問題の専門家等々がテレビに登場して、色々と事件の背景と北朝鮮の今後の勢力図を語っている。安倍内閣の特定秘密保護法案の採決を暴走だとするマスコミ各社に伺いたいが、「金正恩のこの度の後見人を死刑に処したのは安倍内閣とは比較にもならない、途方もない暴走ではないのか」と。

私の記憶に誤りがなければ、金正日の没後に北朝鮮の中央テレビがあの荘重な口調の女性アナウンサーないしは男性キャスターが、一度も張成沢が正恩の後見人に任命されたとは語っていなかった。私には我が国ないしは韓国の政府とマスコミが、正恩の義理の叔父に当たる張成澤が後見するだろうとの推測?でのマスコミ辞令ではないのかと思っていた。これは誤解であり誤認識だろうか。

何れにせよ、あの国に政権の内部では「己の権力を維持し、地位を絶対安泰にするためには何でもあり」だと思うので、正恩は恐ろしい決断をしたものだとは思ったが、特に不思議なことではないと感じている。テレビに出ていた所謂専門家の1人が「何処かに正恩を振り付けている者がいるのかも」と語っていたが、張成沢のあの扱われ方を見れば、即刻振り付け師の職を辞したのではないかと考えている。

私が外野のスタンドの遙か遠くに建っているビルの屋上から「北朝鮮」という名の球場での試合を辛うじて眺めていて思うことは、あの国の権力の内部で起きることなどは今後とも遠くのビルの屋上からの推測も予測等を先ず許さない事態が続くだろうということくらいだ。