新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

過剰な北朝鮮報道に思う

2013-12-17 16:33:10 | コラム
金一族に背かねば良いだけではないのか:

張成沢の処刑以来マスコミ、特にテレビでは、連日のように韓国ないしは北朝鮮問題の所謂専門家を招いては張亡き後の#2は誰であるとか、誰が追悼の式の席に出ていないか等を論じさせている。ご苦労様なことだと思う。

これらの候補者予測の件については専門家の意見はまちまちである。だが、恐らく一致している点は「金日成以来の金一族に恭順の意を表している者が粛正を免れるだけのこと」ではないのだろうか。しかし、専門家の諸先生はそれぞれ独自の情報網を確立しておられ、そこから得たスクープを基に語っておられるとは思う。だが、所詮はあの若き刈り上げの第一書記様の胸三寸にあることではないか。

そこが読めるのか。あるいは事ここに至れば最早彼の胸中は簡単明瞭で読みやすいとでも言いたいのか。

第一書記様は自らの地位を確立するためには父の実の妹、即ち叔母の連れ合いを処刑するだけの権限を持ってしまったのだ。だから、言うなれば彼の一族の閣僚名簿を外国から予想することなどは、誠に虚しい作業であるとしか思えない。

思えば我が国は中国と言い北朝鮮と言い韓国と言い一筋縄ではいかない難しい隣国に恵まれてしまった(?)という気さえする。我が国とは文化と思考体系は言うに及ばず、あらゆる価値か等々全てが異なる隣国を持ってしまったのである以上、かかる予想等は忘れた方が良くはないか。

私はそんなことよりも、アメリを始めとする友好国と一層連携を密にしてかの諸国と如何に対応していくべきかを共同研究し、自国の安全を図る術を考えていくべきであろうと考えている。

しかし、その尖閣に一朝事あれば守ってくれるはずのアメリカが、オバマ大統領の外交方針があれほど軟弱でぶれている昨今では、集団的自衛権等の法的解釈を徒にいじり回していて良い時ではないのかなと、危うく思えて仕方がない。

そういう時期に「特定秘密保護法案」を批判する報道をここを先途と垂れ流し、安倍内閣の支持率を下げることに専念していたマスコミ各社は、一体全体何処の国の利益代表かと思わせられて不安である。産経の調査では50%を切ってしまった。朝日などはさぞかし満足であろう。あーあ。