新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月25日の出来事

2013-12-26 13:27:02 | コラム
キリスト教徒ではない者の25日:

当方にはクリスマスなど祝う理由などないが、結構多忙な一日だった。先ずは昨日購入した不足分の年賀葉書10枚から3枚を印刷しようとして、またもやうっかり手順を誤って2枚の損失を出してしまった。それからブログのエントリを終えて外出。本来の目的は11:30に新大久保駅前で専門出版社の編集長と落ち合って懇談のためだ。彼とは1990年以来23年のお付き合いである。彼はKoreatownの視察のためもあって、此処まで来てくれるのだ。

だが、私はその前に郵便局に立ち寄って不足してしまった分の年賀葉書を補充し、更に通販で購入した北海道の馬油の代金を郵便為替で支払う。方法は余り好みではないATMだ。そこで時計を見れば10:50だったので、20分かけて駅まで歩けば良いかと、雲一つない空を眺めてお散歩気分を味わった。

新大久保駅の改札口の前は春頃の混雑が嘘のように空いていて改札口に接近できて、出てくる人を見定められるようになっていた。編集長は20分過ぎに到着したので、先ずは腹ごしらえと懇談のために韓国料理屋を避けてファミレスに。未だに韓国系に押されているのか店内は閑散としていた。

1990年から懇談の目的は23年続いてきた同社への寄稿を、8月の二度目に心筋梗塞で穴を空けたことと、当方も考えていた年齢制限と併せて、ここで終了することで目出度く円満に合意した。全く物書きの素養も何もなかった当方を育てて頂き、23年も使って頂いたことに感謝した次第だ。自分でも驚いているが、最初の10年間は月2回発刊の専門誌の毎号に寄稿していたのだった。

勿論、ここで辞めるのには一抹の寂しさは残るが、24日の定期検診で主治医の循環器内科の医長先生に「もう、根を詰めるようなストレスを感じる仕事はしないように」と言われたばかりであったので、納得なのである。

それから約1時間をかけて大久保通りを案内してから職安通りを結ぶ、最も韓国の化粧品と食品を売る小店が数多く軒を並べている路地を通って、職安通りに向かった。編集長は店舗の数の多さもさることながら、どう見ても過当競争を演じているとしか見えない個別の店で採算が取れているか否かは疑問だとの感想を洩らした。

話は別だが、当方がこの辺りに増えてきたと思われる新規出店は「送金」="remittance"の看板を掲げたところである。職安通りには以前から韓国外換銀行の営業所があったが、最近のものは看板にも"remit"等とあって文法的にもおかしく、何となく怪しげである。看板にハングルがないのは韓国人以外が顧客という意味かも。

編集長は元々必要意外なとは言わない方なので、職安取りの百貨店を標榜している韓国製品のみならず国産の野菜まで売っている大型店舗内を視察してから、別な取材に向かって行った。

当方はここで一旦帰宅してから14:45からの歯科医の予約で、この棟の地下に向かった。そこでは結局先生と相談の上で、ここ数ヶ月悩まされていた奥歯の根が露出して神経も出てしまっていた痛さを解決する神経を抜く処置を受けた。結構きつかったが、9月に受けたMRIの断層写真撮影の辛かった90分間と比べれば楽勝だった。帰宅して水を飲んでも痛くも何ともないのに感動した。

この処置が睡眠不足とこれとどう関係するかも知らないが、今夜はよく眠れるかと密かに期待した。しかしながら、眠気を催すだろうと期待して11:30まで粘ってテレビを見た後に就寝したがサッパリで、ウツラウツラしながら何時眠れたか解らないうちに04:30と朝を迎えて大いに失望。その後05:30まで二度寝を期待してみたが効果がなく、諦めて起きてしまった。ではあっても、起き抜けの水一杯が歯にしみることなかったのは快感。

田中将大のMLB行きに思う

2013-12-26 08:35:11 | コラム
何故マスコミはこの件により深く突っ込まないのか:

私は楽天は田中の転出を早晩認めねばならないと思って眺めていた。そしてその通りになった。だが、マスコミが「良かった」だの「田中の大活躍を期待」などと言う提灯記事ばかりなのが気に入らない。

彼等は解っているはずだと思っている。それでも「ヤンキースが取るだろう」とか「ドジャースやレッドソックスが興味を示す」等しか言わない。私は「ヤンキースだけは行かせたくない」と思っている。以下に「何を解っているはずか」を述べてみたい。

それは読売巨人の常套手段である、他ティームから有力選手がFA宣言するや否や自分のところのレギュラー選手とポジションが重複しようと何だろうと、自社のネームヴァリューと老後の安定を保証するのか、高額の年俸を提供して取ってくるのが、ヤンキースの「金に飽かした補強戦略と同じだからだ。

これは自分の球団の補強策であると同時に「もしも他球団に行かれて良く働いて自ティームに害を及ぼさないよう」という意図が見え見えだからだ。言うなれば「飼い殺しも辞さない」という作戦だ。即ち、私はもしもレッドソックスにでも取られれば、今年と同じような醜態になりかねないくらいは考えているだろうと深読みして言っているのだ。

これを巨人に当て嵌めれば、決して悪い投手ではないが来シーズンの巨人の命運を左右するほどとは思えない広島からFAした大竹投手を取りに行ったようなことを指して言っているのだ。「ヤンキースは既に5人も外野手を揃えてイチロー君がトレード要員かも知れない」とマスコミは言っているではないか。ここにヤンキースが度量を示して他球団に出すかどうかを見ていれば解ること。

私は田中将大がMLBに行って通じるか否かなどは知らないし、ここではそこを論じているのではない。英語が解るようになるかとか、異国の文化に慣れ親しめるかではない。誰か一人くらいこういうアメリカ式球団経営政策?を指摘しても良かったのではないかと言っているのだ。

アメリカの企業社会では「高額な年俸を条件とすれば、それに見合う働きが出来ない場合にどうなるのか」辺りをもっと真正面から指摘しても良い時期ではないかとも言っているのだ。彼等は感情論には流されない連中だ。しかも、彼等の社交辞令の巧みさは我々の想像の域を超えている。甘言に釣られては駄目だ。