「失望した」に関して英語論です:
「日本語には漢字が使われていて、これを組み合わせた熟語という便利な存在があります。しかし、英語にも熟語がありますが、悲しいかな表音文字なので漢字の熟語のように深く多岐な意味を表しにくい嫌いがあります」という辺りが基調です。
更に英語では「以心伝心」や「言わなくても解り合える」や「腹芸」もなく「言葉を省略しても有無相通じる」という類いの便利さはありません。面倒でも細かいことを最後まで言っておかないことには、相手には意思が通じません。この例を挙げれば切りがありませんが、今回は「失望」だけに止めます。
"disappoint"をOxfordで見ると"to make 相手 feel sad because that 物事 they hope for or expect to happen does not happen or is not as good as they hoped"となっています。即ち、「望んでいたか期待していた通りに事が生じなかったので悲しい」となっているのです。
ここで英語独特のしつこさを活かしていくためには、「靖国参拝をしないと望んでいたかまたは期待していた通りにならなかったので落胆した」までを言わないと、語り手の真意を表さない恨みがある言語なのです。それを一息に「失望した」と英和辞典式に片付けてしまうと(してしまったので)マスコミの好餌になってしまったのでしょう。
テレビのニュースなら兎も角、新聞の紙面では短い言葉を使わないと掲載しきれないので「失望」にしたかと推理します。説明ないしは推理不十分だったのか。
英字新聞でも同じ手が使われます。例えば「値上げ」="price increase"は長いので"price hike"等を使いますが、3文字ケチっただけですし、これは日常使わない新聞だけの言葉です。
私は不勉強でしてマスコミが「失望した」の内容を解説したかどうかは知りません。「失望」誤訳論の件は畏メル共尾形氏からのご連絡で初めて知りました。
「日本語には漢字が使われていて、これを組み合わせた熟語という便利な存在があります。しかし、英語にも熟語がありますが、悲しいかな表音文字なので漢字の熟語のように深く多岐な意味を表しにくい嫌いがあります」という辺りが基調です。
更に英語では「以心伝心」や「言わなくても解り合える」や「腹芸」もなく「言葉を省略しても有無相通じる」という類いの便利さはありません。面倒でも細かいことを最後まで言っておかないことには、相手には意思が通じません。この例を挙げれば切りがありませんが、今回は「失望」だけに止めます。
"disappoint"をOxfordで見ると"to make 相手 feel sad because that 物事 they hope for or expect to happen does not happen or is not as good as they hoped"となっています。即ち、「望んでいたか期待していた通りに事が生じなかったので悲しい」となっているのです。
ここで英語独特のしつこさを活かしていくためには、「靖国参拝をしないと望んでいたかまたは期待していた通りにならなかったので落胆した」までを言わないと、語り手の真意を表さない恨みがある言語なのです。それを一息に「失望した」と英和辞典式に片付けてしまうと(してしまったので)マスコミの好餌になってしまったのでしょう。
テレビのニュースなら兎も角、新聞の紙面では短い言葉を使わないと掲載しきれないので「失望」にしたかと推理します。説明ないしは推理不十分だったのか。
英字新聞でも同じ手が使われます。例えば「値上げ」="price increase"は長いので"price hike"等を使いますが、3文字ケチっただけですし、これは日常使わない新聞だけの言葉です。
私は不勉強でしてマスコミが「失望した」の内容を解説したかどうかは知りません。「失望」誤訳論の件は畏メル共尾形氏からのご連絡で初めて知りました。