新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

寒さ対策論

2014-01-18 09:38:35 | コラム
今朝も室内は17度Cだった:

今朝は17度ではこのコンクリートアパートで今年二度目の最低気温だ。天気予報も連日寒さを強調し、厚着のお勧めというか"cold gear"着用を指示する。

そこで、私が不思議に思っていると言うか、感じている今年の寒さを。昨年は二度目の心筋梗塞を切り抜けて8月29日に退院した後は、後に「気象病」と呼んだ室内外の温度の差に、低下した体力と弱くなっていた精神状態が徹底的に苦しめられ、10月までは当に苦難の時期だった。主治医に復調させたと聞かされた体調に全く自信が持てなかった。

私は昔から「冬の寒さは防寒具を着れば何と耐えていけるもの。だが、外の夏の暑さは薄着では凌ぎきれないし、究極的には裸しかないがそれでは外を歩けないので対策がない」と言ってきた。当に昨年の夏はその意味では最悪で、少しでも外に出て時間を過ごして室内に戻れば、気象病のためと理解した自律神経失調の如き症状が襲ってきて、空調を効かしても直ぐには立ち直れなかった。夜は身体が火照って寝付けなかった。そこで眠剤に依存せざるを得なかった。

だが、今年の冬は何処か私の感受性が去りし夏の暑さで狂ってしまったのか、余り寒さを感じないのである。大体、これまでは冬になればダウンジャケット着用で十分対応出来ていたが、完全に覆いきれない顔だけで寒さを感じてきたものだった。その顔対策は何年前だったかに雪降る3月のカナダのBC州の寒さで苦し紛れに買った耳まで覆うニットの帽子で対応してきた。だが、今年はその帽子を探そうと思ったことがないほど楽なのだ。街にはその手の帽子を被っている若者だっているのに。

実はこの冬では今までに採らなかった寒さ対策を講じている。それはジムと同じ西武ビッグボックスの2階にあるユニクロを見ていると、週末には「ウルトラライトダウンヴェスト」が通常価格よりも30%も下がるので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで¥2,990で購入した。このヴェストを普通の寒さ対策の下着を着用した上に着て、その上に1976年だったかにポートランドというステートタックスがない街で購入したエディーバウアーのダウンジャケットを重ね着する。これには予想以上の防寒効果がある。なお、ヴェストが薄いのでモコモコしないし、着ぶくれもない。

しかし、この対策を講じてあっても12月第4週に引き込んだ風邪は今月第2週まで持ち越した有様だった。ということは、寒さを凌ぎ切れているとの錯覚を起こしていただけだったのか、高齢化した身体には油断は禁物だとの教訓だったかも知れないと反省させられている。実は、このヴェストは室内では薄着した上に着用して手放すことなく愛用している。

東京都知事選の候補者選び

2014-01-18 08:53:16 | コラム
消去法では:

既に畏メル友の1人、S氏田母神氏を評価しておられた。昨17日にジムで短く語り合った侠気の強いアパレル業界OBの論客も「結局は田母神氏しか残らないような候補ばかりで、細川元総理は論外」と憤慨していた。当方は「田母神氏以外は支持に値しない説」には賛成であるが、未だ何も決めていない。東国原が出てこないことを祈るだけだ。

だが、細川元総理が公式な政策発表の会見を延期したのは、何となく又「投げだし」の前兆ではないかなどと疑いたくなっている。それだけではなく、小泉元総理の原発反対論はやや不勉強に過ぎる点があって困る。だが、何度でも言いたい菅直人の悪政の悪しき遺産で「原発廃止」ないしは「原発反対論」引っ張られやすい国民の方が多いだろうと考える時、レンホーや東国原に160万票も入れてしまった東京の民度が気懸かりなのである。

即ち、人気投票というか知名度競争になってしまったならば、二人の元総理はかなり有利になるだろうと危惧するからだ。何れにせよ、マスコミが「東京都知事選の争点が原発反対云々とするのは誤りである」とキチンと論じる良識があるかないかも大きな鍵を握ってくるかと思う。

職業観

2014-01-18 08:49:26 | コラム
政治家が職業か:

私は職業と聞くと金を稼ぐ手段のように思ってしまう。政治家は「職業」で金を稼ぐ手段なのだろうか。

我が国の多くの政治家(国会議員だけかも)の大きな問題点は「議員を職業の如くに見なしている、実業等の現実の世界と学問や教育の世界を知らずして出てきた議員しか知らない者が多いこと辺りにある」と思っています。ここには職業や会社間の人口の流動性が少ない(恰も一つの体育会の部に所属すれば、その種目だけに凝り固まって、他に移動することは極めて希だにも似た)点が視野が狭めて、広い社会の経験に乏しい連中が少くないという問題点があると指摘したいのです。

アメリカのように自由にと言うか、その気があれば大手会社の経営者か一気に閣僚とかその逆とか、経営者から大学教授に移って更の政界へとか、その逆とかいう類いの「他の世界を具に見てきた者たちが、多くの世界というか分野での経験と知識を活かせるシステムと言うか、社会構造というか、それを許す社会通念が、我が国には未だ出来ていないと思っています。これは決してアメリカが良いと言うのではなく「文化の違いがある」との指摘です。

W社の副社長級で大学教授に現職中から変わって行った者も、教授からビジネスの世界に敢えて入ってきた者のいれば、リタイヤー後に大学に再就職した者はいくらでもいます。かのYM氏は日本の会社の営業担当から日米合弁企業に移った後にアメリカ側に勧誘されてアメリカ本土に移った後に、一念発起してハーヴァードのビジネススクールに入学しました。次には英国の"The Economist"の調査機関に入社して全世界を飛び回っていました。そこを退職した後にStanfordのビジネススクールから教授の職をオファーされたのです。

ここには彼の能力の問題もありますが、職の流動性の高さと人材の活用法が巧みだというアメリカの特徴があるかなと思います。かく申し私も28歳でビールス性肝炎に倒れて2ヶ月休んだこともありましたが一期下よりも昇進も評価も低く遅れた落ちこぼれでした。だが、偶然に機会があって移ったアメリカの会社の水が偶々合っていただけで61歳まで毎年昇給がある組織で何とか過ごせました。これをは能力ではなく「向き・不向き」だと断じます。

人には何が向いているかなど自分ににだって解りません。誰でも与えられた場でこれまでの知識経験が100%活かせれば、そういう場が与えられれば、幸運でしょう。であれば「家業か政治だったから」は良くないのでしょうが、そこに政治に適した知識と経験とベースになる優れた素質がある者がいたのならば世襲結構となると思います。会社でも同じで、世襲に向いていない息子がいたならば継がせない方が良いのは当然。

余談ですが、W社の8代目の偉大なCEO、ジョージはそれまでの世襲制を止めて一族外の人物を選びましたが、理工系大学の息子のジョージJr.はMBAもとったそうすが、経営に興味無しと明言していたと聞きます。一族ではなかった2人目がM&Aで会社の規模を大きくしましたが、その後の民主党政権のリーマンショックトゥの不況下でリストラに次ぐリストラで、4人目では売上高で往年の30%の会社になりました。さて、その、原因は何だったのかかな。