新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

海外旅行の安全の手引き

2014-01-07 09:32:38 | コラム
クレディットカード編:

多くの方々には釈迦に説法となることを願って、私が考える安全策を。

先ほどどこかの局で「日本人は金持ちと思われているので襲われる」と言っていたが、これはほぼ誤認識だと言える。私は「常に海外で相当額の現金を持ち歩いているという意味で、日本人全部が金持ちではない」と理解している。換言すれば「クレディットカードを使いたくない人が多いことと、世界中何処に行っても自国内と同じくらい安全だと思いがちだ」となる。

カードの安全性:

当方が在職中のことだから最早20年ないしはそれ以上も前のことだが、多くの初めて海外に出られる地方にお住まいの関係先の方に「もし未だカードをお持ち出なかったら、必ず現金ないしはトラヴェラーズチェック(T/C)の他にご持参下さい」と申し上げてきたものだった。

それでもカードによる借金の発生を潔しとしない律儀な性格のために持参されず、折角当社がコーポレート・レートで予約して差し上げたホテルで何度も何度もチェックインの際に"deposit"という名の多額の「預かり金」を要求されて「失礼なホテルを予約した」と苦情を言われたものだった。

繰り返し強調してきた「性悪説」信奉の欧米諸国のホテルでは、食い逃げ(泊まり逃げ?)防止策でチェックインの際にカード番号を取ってしまうのは常識だが、性善説の国から来られた方には許しがたい無礼に見えたらしい点が問題なのだ。

カードの危険性:

それはこのチェックイン辺りから始まると言えるだろう。一流ホテルではそういうことはないと思っていても良いのだが、昔から欧米以外ではそこで取られた番号が誰かに盗まれる危険性があると聞かされてきた。その防止策はカード番号を機械で読み取る作業を目の前でやれと要求することだとも聞かされてきた。

番号を盗まれる危険性は買い物の時点でも発生するそうだ。そこでもお客の目の前で機械にかけない店ではキャンセルせよとも教えられた。更に衆人環視の中でカードを表を上にしてカウンターやショーケースの上に置くなと言われた。それは周辺に控えているその道のプロは一瞬に読み取って記憶してしまうのだからだそうだ。この対策は裏にして提示することだそうで、私もその場の雰囲気で対応してきた。

何時頃までだったか、クレディットカード会社の伝票は複写枚数が多く、中には昔懐かしきカーボン紙が入っていたものだった。ホテルではその伝票を使って番号を記録するのだ。故に、そのカーボン紙には番号が残ってしまうので、チェックアウトの際には防止策としてT/Cで支払って、自分の目のまで番号入りのカーボン紙入りの伝票を破棄させると良いとも教えられた。その際に「破棄」には"destroy"を使えとも教えられた。

現金について:

カードの対極を為すものが現金だが、ホールドアップ対策で精々10ドルを持ち歩けとは言ったが、少なくともアメリカではチップ用としては最早これでは不足かも知れない。私はその対策としてはT/Cを持参し、現金が不足する度にフロントデスクで両替しておけば何とかなると思っている。

また、衆人環視の中で札入れから現金を抜き出してみせるとか、その場で必要以上の金額を出して数えてみせるのは「現金を持っていますよ」と叫んだのと同じであるから避けるべきだ。と言うことは、カードで払うしかないことになってしまう。T/Cは確かに全然策だが、入手と同時に署名しておかないと危険である。それはチェックには使用時に「カウンター・サイン」という二つ目の一つ目と同じ署名をしないと有効にならないので、先ず一つ目をしておくことだから。

余談:

「サイン」(sign)と聞くと「横文字でなければいけない」と思っておられる方が多い気がするが、真似されないようにするには漢字で書くのが無難だとの説が多い。当方は20世紀中からパスポートも含めて漢字派に転向していた。また、横文字の場合は誰にでも読めるようでないといけないとも聞いている。だが、漢字を欧米人が読めるのだろうかの問題だが、パスポートを見せれば良いと思う。

13年12月の新宿区の人口

2014-01-07 08:27:33 | コラム
41人の微増に止まった2013年12月の新宿区の人口:

新宿区役所の“広報新宿”の14年1月1日号によれば、13年12月の人口は41人増の32万4,320人だった。その中で外国人が27人の増加で34,393人となり13年後半での最高記録を更新していた。区内で増加した人口の65.9%を外国人が占めたのだった。ここ大久保・百人町界隈で見る限りでは相変わらず韓国語以外の言葉で語り合っている若者が増えている。イスラム教国の人たちも間違いなく増え続けている。

なお、11月には1,011人も増えた人口は12月にも増加して11月に続いて32万4千人台の高水準を維持した。因みに、10月が466人の増加、9月が100人の減少、8月が7人の増加、7月が238人の減少だった。

11月との比較では、日本人は男女合計で14人の微増で、内訳は男性が5人の減少で女性は19人の増加だった。外国人男性では36人増でも、女性は9人の減少だった。

最近気付いた現象だが、新大久保駅を境にして東側になる大久保通りを明治通りに向かっているKoreatown方向には、イスラム教国と中国系及びタイかベトナム系から入たちが明らかに少なく、西側になる小滝橋通りに方向には韓国語を話している者が極めて少ないと感じさせられるのだ。また、年末年始にかけては、Koreatownを訪れる女性の減少傾向が一段落したかとも感じさせられた。

新大久保駅前の文化通りのハラル・フードを売る数件の店の前には、何時でも多くのイスラム教徒風の者たちが群れて立ち話をしている。年末年始にかけてはこの現象が特に顕著だった。彼等は近隣の住民の迷惑など全く気にならない様子なのは困ったことだと思うが。

12月の区内の人口に占める日本人の比率が89.39%と11月の89.40%に続いて90%を割ってしまった。なお、10月が92.4%、9月が87.05%だった。外国人の34,393人は全体の10.60%と11月と変わらなかった。なお。10月は10.34%、9月は10.25%、8月は10.32%で、7月は10.32%と6月は10.39%、5月は10.43%、4月は10.13%、3月は10.17%、2月は10.23%、1月は10.45%だった。


参考資料:“広報新宿” 14年1月1日号