新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月4日 その4 kazk様へ

2015-10-04 16:30:08 | コラム
コメントを有難う御座いました。本当に久し振りでお懐かしく存じます。

実は私はサッカー経験者ですが、1970年代後半にはサッカーを精神的に離れて同じく子供の頃から親しんでいたフットボールを見ることに転向していました。それは愚息たちが高校入学以前から始めていたこともありますが、アメリカの会社に転身してアメリカに滞在する期間が長くなっていったことも手伝っていました。更にアメリカ人の中にいてフットボールを話題にして嫌われることはなかったからでもあったでしょう。お陰様で、NFLの試合は相当数見る機会を与えられていました。

また、私の母方の伯父で戦前の早稲田でならした俊足のウイングだった者がいた関係で、一家を挙げてラグビーに詳しかったという事実もありました。更に新卒で入社したKパルプの専務が親戚でもあり東大のラグビー部出身、私の所属部門の専務も同じ東大のラグビー部だったということもあって、ラグビーは比較的身近でした。

私はフットボールに親しみ過ぎましたし、あのアメリカ的合理主義のルールに馴染んだせいか、ラグビーのラストワンプレーが切れるまでという言わばUK式の考え方に違和感を禁じ得ませんでした。勿論、ラグビーのルールを承知して言っております。尤も、フットボールでも「ラスト・トゥー・ミニッツ」のコールがかかってから延々と時計を止めて引っ張るのも奇異に感じる時もありますが。

我が代表がアメリカに勝っても8強に残れない確率が高いことは、Yahooのニュースで見ておりました。そこであのスコットランド戦での何か精神的に切れてしまったかの如き敗戦が悔やまれると思っておりました。何れにせよ、中三日で試合をさせられた場合のフィジカル・ストレングスの低下は愚息たちの言を借りるまでもないこと。私にはあの間隔には意図的なものすら感じさせられました。

私はブログでも指摘しましたように(良く知っているつもりの)アメリカのスカウティング能力と手法を警戒します。但し、それはアメリカが我が代表の欠陥を見抜いて、そこをついてくる実力と技術があった場合に限りますが。

最後に、私はサッカー代表の安定しない実力と伸びしろが残っていない者が多いことに、ラグビーと対比した場合の弱さを感じます。ではあっても、全員が日本人というラグビーの全日本代表が見たい。

10月4日 その3 ラグビー日本代表は本当は強いのだと認めねばならない

2015-10-04 09:51:52 | コラム
昨3日夜の対サモア戦は強くて実力が上の日本が順当に勝っただけ:

私はサッカー経験者というだけではなくて、我が国のマスコミ(と、打とうとして「カスコミ」になっていた。こんなところに無意識に本心が出るもの)、特にNHKがラグビー中でも早稲田を余りに不当に?持ち上げるのを、半ば以上嫉妬心から「不当であり、公平さを欠く」と憤慨していた。それは、内心では「奴らは未だ弱小国の部類に入るのだ。サッカーの方が世界的にも上なんだ」と信じたいからだった。

そこに今回のW杯の「世紀の偉業」とか囃された南アフリカを規程の80分を過ぎた後の「もうワンプレー」という私にとっては理解不能なルールを極限まで利用して勝ってしまった辺りから、「もしかして?」と思い始めていた。更にマスコミが讃える世界的な指導者、エディ-・ジョーンズ”head coach”(ラグビーには監督という称号はないとマスコミは言うが、MLBにも「監督」に当たる英語はない)の実力を認めるべきかと疑い始めていた。

ではスコットランドに大敗したのをどう説明するかだが、フットボールのXリーグで助監督だった者は「明らかに南ア戦での疲労が3日の間隔では解消出来ておらず、それが最大の敗因」と分析したし、1980年代後半から全盛期にあった日大フェニックスの一員だった者は「三日置いての試合などは無理筋」と断言した。それでも勝つのが真の勇者と言いたいが、ジョーンズ氏の指導力を以てしても不当な!間隔には勝てなかったということか。

さて、昨夜である。恐らく何の先入観もなく我が国の試合であることを知らずに見ていれば、明らかに「格上のティームが格下をあらゆる面で翻弄し、特にスクラムであれほど優位を保ったことは格上の揺るがない証拠であるとともに、マスコミが讃える「ハードワーク」(何故ここでカタカナ語が出てくるのだろう?。しかも意味を取り違えた言葉の誤用だ)や猛練習の成果であると認めるのを躊躇っている場合ではないところに追い込まれた。

昨夜は試合開始のキックオフ(その昔はどのティームの「先蹴」かと言っていた)の瞬間に「これは日本代表の勝ちだ」と閃いたほど優勢に感じられた。試合中を通して見えたことは、サモアは明らかに下手で上手な日本の守りを突破出来なかったし、素早いバックスの集まりと球出しに対抗しきれず、外国人が多いFWに押されっぱなしで、焦りからか無用且つ乱暴なな反則を繰り返して前半の途中では退場者を2人も出す劣勢に追い込まれた。

実はここまでで「勝負あった」であり、我が代表の楽勝を確信して落ち着いてみていられた。特にサモアはTB(スリークオーターのバックスの意)のパスの展開が非常に拙劣でパスの距離間隔(感覚でも良いか)も悪く、早い出足と集まりが早く且つ低く当たりの強い日本勢の守りを突破することなく終わった。あの有様では私には到底世界のランクの上位にあるとは思えなかった。「UK系の球技でもモメンタムを失えば」という面もあったか?

後半になって解説者の薫田が「日本は世界ランク8位くらいの強さでは」と言ったのも、私にも納得出来る昨夜の上手さと強さに見えた。しかしながら、私のラグビーに対する抜きがたい偏見では「一度で良いから帰化人と外国人抜きで大敵を倒して見せてくれ」と言いたいし、あの賞賛に値するスクラムの強さは猛練習の賜物だとしても、日本人だけでやって見せて欲しいと願いたくなるのだ。サモアにNZ人が約一名いたが。

私は勝ち点制度のために南アがもう一つ勝てば、我が方はアメリカに余程大差をつけた上でトライを四つ以上取って勝たないと予選リーグを勝ち抜けないのではないかと危惧する。それにスカウティングに優れているアメリかを私はサモア以上に警戒している。それは過去にW杯のサッカーでアメリカは我が方の欠陥を見抜いて徹底的にゾーン・ディフェンスの継ぎ目をつくパスを執拗に出し続け遂に勝利に持っていった実績があるから言うのだ。

陳腐な言い方だが「日本ラグビー、頑張れ」(本当は「頑張れ」ではなく「一所懸命にやれ」であるべきだと信じている)と言って上げたい。それにつけても、我がサッカーは不安だ。ハリルホジッチ監督さんはジョーンズさんに負けないために最悪でもW杯予選を突破して、本戦では16強に残ってみせねばならぬのではないか。尤も、現在のサッカー代表の不安定さを全面的に彼の責任とは断定出来ないが。

減量作戦

2015-10-04 07:19:17 | コラム
徹底的な炭水化物の排除から:

2006年1月の72歳の時にそんな病気があるとすら意識しなかった心筋梗塞に襲われた後で、主治医の厳しい薦めもあって体重を減らすことに努めた。結果として半年後に8 kgの減量に成功した。62 kgから54 kgに落とした。(現在は落としすぎで四捨五入で48 kg)

先ずは徹底的に炭水化物、即ち米食、パン、麺類、菓子類を避ける食事にするようル努力した。更に可能な限り減塩食にするようにした。これは味も素っ気も無い食べ物に慣れれば何とかなるものだった。元々米飯に執着がなかったので苦労hなかった。

次は油ものを遠ざけること。それは簡単に言えば天ぷらやトンカツの類いをとる頻度を出来るだけ減らすこと。その気になれば案外簡単にできた。

最後と言って良いことは、間食をしないで暮らす。これは意外に大変なことだと知るのに時間hかからなかった。だが、実行する以外に道はなかった。

上記のことを半年も続けたのを「偉い。意志が強い」と褒めて下さる方が複数おられたが、そういう問題ではない。生きていこうと思えば他に選択肢はないのだ。極言すれば「簡単なこと」だったと今でも思っている。

この食事制限は今でも続けざるを得ない健康状態だ。しかし、尤も軽んじているのは減塩だろう。これは何人かのお医者様には「身体のためには最低限の塩分は必要だから」と勧告されたから。

10月2日の経験

2015-10-04 07:15:01 | コラム
以下は昨日に掲載すべきものが勘違いで一日遅れとなりました。失礼いたしました。ひょっとすると老化現象?

ここにも中国人が:

商社マンとの昼食会兼懇談会:

昨10月2日は10ヶ月振りに新宿から都営新宿線で神保町に向かった。11時台の京王地下街には例によって大声で喚く中国人ご一行様がおられ、中には私には何の変哲も無いとしか思えない飲食店から食事を済ませて出てくる人たちもいたのは印象的だった。即ち、「何も日本に来てあの程度のところで食事をするまでもないのではないか」ということ。我が国にはもっと優れた店が幾らでもあると思うが、余計はお世話か。

10ヶ月振りに歩いた神保町の古本屋街は相変わらず大勢の人出で賑わっていた。飲食店には多少の変化があったようだが、この店は未だあったかななどと確かめながら、すっかり雨が上がったスズラン通りを歩いて目的地に向かった。この地区にも竹橋寄りに高層の貸しビルが続々と開業して昼飯時にはレストランも食堂も大混雑だと聞いた。

此処まで来た目的はお馴染みも商社マンとの昼食会兼懇談会だった。話題は数々あったが、矢張り彼の担当範囲にある中国関連のことが多くなった。彼とある程度意見が一致したのは「中国の経済は確かに好調とは言えないし、崩壊の危険も取り沙汰する向きもある。だが、中国の経済の真の実態を知るのは至難の業だし、GDPの率にしてもその正確性などを何処まで信ずべきかは謎と言えるだろう」という辺りだった。

中国の各地には私が嘗て馴染みの何人かが駐在に出ている由。彼はその連中から現地の情報を知り得る立場にはある。私は「如何に中国の経済が難局に直面しているとは言え、嘗て我が国に広まった”too big to fail”を当て嵌めるまでもなく、中国の破綻などはあってはならないことだし、習近平も経済問題に精通しているとは思えないが、如何なる手段を講じてもかかる事態が発生しないよう全力を注ぐだろう」と述べたし、彼も同意見だった。

我々の共通の分野だった紙パルプ業界では国内では相変わらず需要の不振が続き、輸出に懸命に注力する中国の大手メーカーもアメリカやEUの関税賦課により締め出された品種が多く、輸出市場では依然として苦戦を強いられている由だった。インドネシアの華僑系の大手メーカーも森林の不法伐採で非難されるなど市況の好転はまだ先のことの様子だった。

ヤクルトスワローズの優勝:
ここでヤクルトのセントラル・リーグ優勝の話題に。昨夜はヤクルトがどれほど馴れぬ優勝が決定する対阪神戦を切り抜けるかの興味一点で、結局延長11回裏のサヨナラに辿り着くまで見てしまった。山田を始め過度の緊張に言わば金縛りに遭ってる者が多かったのは当然にしても、先ず歯痒い試合だった。当方はヤクルトが何としても勝ち抜いて巨人が最終戦に賭けるような事態を回避して貰いたかったので、ハラハラしながら見ていた次第。

あの雄平がライト線にサヨナラ・ヒット打つ前までは「まさか緊張に押しつぶされていた感があった彼が打つとは希望的にも考えていなかったので、球が飛んで行く方向を見て「やれ、やれ」と一安心だった。真中監督も気が付けば今年から就任したばかりなので「偉いものだ」と褒めながら安心して寝床に向かった。記憶は定かではないが、10時半を回っていたのではなかったか。長い一日だった。