新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月28日 その2 翁長沖縄県知事につける薬は

2015-10-28 16:23:34 | コラム
翁長知事は法廷闘争も辞さない気だとの報道:

この人物につける薬は最早残っていないだろう。彼は「何が何でも沖縄に米軍基地を押し付けようとする政府と戦う」と言っているとかだが、それを私流に深読みすれば「その胸中にあるものは中国の意図を支持して、先ずは沖縄を中国の支配下に置きたい」のだとすれば、解りやすいのではないのか。彼の脳裏には国益も安保もないのでは。

現在ではアメリカが習近平のごり押しの南シナ海進出を何としても阻止すべく立ち上がった以上、あの海域に緊張状態が生じたことは疑いの余地もない事実である。習近平はアメリカがその意志を明確に示したのであれば、国内向けだけを考えても引き下がるわけにはいかないところまで追い込まれたと読んでも良いだろう。青山繁晴が指摘したように国際的にも「面子」を失うわけには行くまい。

翁長知事がもしも普通の常識人であり、お国のためを考えれば、日米同盟や安保法制の存在に思いが至れば、此処で安倍政権のみならず我が国に対して弓を引くなどは「国賊」級の振る舞いであり、中国に付け込まれるだけだと知るはずである。それをそうとは思わずに「沖縄の民意を背負った」等と言っている以上は、実質的に中国の回し者ととられても仕方がないのではないか。

私は何もアメリカの軍艦があの埋め立て地域の12海里内を航行しなくとも、アメリカ対中国の対立は、オバマ大統領の決断次第では緊張状態に入るだろう事は明らかだと思ってみていた。それが幸か不幸かあの物事の優先順位の付け方が未だに解らない凡庸大統領のお陰で延び延びになっていただけだとみていた。しかしながら、蝋燭は消える寸前になって明るさを取り戻したのだ。

私は安倍内閣対おかしな知事の間の交渉というか説得が水面下で行われていると希望的に考えているし、また行われていても私如きにはその内容が解るわけはないだろう。しかし、菅官房長官以下の実務担当の方々は法廷闘争の如き国の内外に恥を曝すような段階に至る前にあの虚け者の県知事を屈服させて貰いたいと真剣に希望するものだ。

アメリカが立ち上がった重大な日に

2015-10-28 08:00:45 | コラム
アメリカが立ち上がったその日に見た野球:

ヤクルトの山田も立ち上がった。アメリカは毅然として埋め立ての12海里内に駆逐艦を航行させたと報じられたその27日の夜の日本シリーズ第3戦は中々の見物だった。私は今シーズン始めに山田が大振りで当たっていない間のヤクルトに疑問を感じると言っていた。だが、山田が調子を取り戻してくるにつれてヤクルトは強いティームに変身し、トリプルスリーとやらを達成し、遂にはリーグ優勝をしてしまった。

第2戦までのヤクルトは山田の沈黙と共にありきたりのと言うか昨年までの普通に弱い野球をやっていたが、昨夜の余り見たことがない三打席連続ホームランと山田が力を発揮すれば、セントラルリーグの優勝の貫禄を見せてくれた。マスコミ用語の「短期決戦」では主力打者の好不調が命運を左右するが、長期のリーグ戦では一度や二度の負けは補いがつく。だが、4回勝てば終わりのシリーズではこのように一人の出来が左右するものだと思って見ていた。

実は、何を隠そうヤクルトが先発に杉浦を出してきて尚且つ5回まで引っ張って4失点となった時には「最早これまでか」と半ば諦めの境地だった。ところが、当方が「運動神経発達型」と形容する山田は、下位打者しか打てないソフトバンクをホームランの連発で叩き潰したのだった。そこまでは良いが、無茶振りだけの雄平や釣り球の落ちる球を注文通りに空振りし続けるバレンティンは気懸かりだ。真中監督は何故昨夜館山を使わなかったかが解らない。

ソフトバンクは内川の不在を李大浩の踏ん張りで補ってきたが、彼が不注意にも寝違えて頸が動かないという理由で途中交代し、柳田もアナウンサーが称える「フルスゥイング」が空を切っている傾向があるようだし、CSでは快投した千賀が緊張感を強いられる日本シリーズでは山田を抑えきれなかったとみた。第4戦目は摂津かStandridge(スタンドゥリッジだと思うが)の先発で普通に打ち出した山田を抑え切れれば勝機があるかと思う。

昨夜は山田が3本もホームランを打った辺りで猛烈な睡魔に襲われ、気が付けば8チャンネルでは何か他の番組をやっていた。しかし朧気ながら畠山がホームランを打ったと聞こえた気がする。当方はどちらのファンでもなく、ただ単に事前の予想が不利と出ていたヤクルトを判官贔屓で勝たせたいだけだ、念のため。ソフトバンクの「何もしない」工藤監督も内川の不在と李の故障では何かしないわけには行くまい。その「何か」が運命を左右するだろう。