新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月18日 その2 マイナンバー制度に思う

2015-10-18 10:30:33 | コラム
幾らイニシャルコストをかけるのか:

社会保障・税番号制度がもたらすだろう功罪と言うかプラスとマイナスはマスコミが十分に伝える努力をしているので、私がここで云々する必要はないだろう。ただ、私があの番号の通知を郵便で出すだけでもかなりなお国のお金を投じることを思う時、一部に危惧する声が上がっている国民の所得を隅から隅までまで洗いざらい補足して税金を取り立てようとするのも解らないでもない。これは話が違うかな。

それは我が国の1億2千万人の国民の何歳の人までに番号通知の書状は紙に印刷して郵送するのか知らぬが、需要が低迷して苦しんでいる製紙業界には一時のことでも(スポット的であっても)干天に慈雨かも知れないし、減退している印刷媒体の需要に悩んでいるだろう印刷業界や封筒メーカーも歓迎しているのかと考えた次第だった。ここでは厚労省で汚職があったシステムなどは考慮の外のことだ。

また、個人向けのマインナンバーとやらのプラスティックのカードを作る業種にも一時的にも取りっぱぐれのない先からの需要が増えるのではないのか。

仮に1億人向けにあの通知書を出すとして極めて大雑把に試算してみた。計算の基礎を言えと言われると困るので結論だけを言えば、封筒を含めた紙の需要だけでも300億円くらいになるのかなと出た。但し、この程度では日本全国の製紙会社が諸手を挙げて歓迎するほどではないかと思うのは残念だ。

ではこれを印刷加工するとどうなるかだが、どんなに大きくなっても金額は2倍が精々かと愚考する。しかし、郵送料は簡易書留になるのだろうから、1億通かける82円以上になるのは確かだろう。これらは皆国費ではないのかな。

これだけの初期投資をして、近頃の流行り言葉「コスパ」がどうかなどは私が心配することではないだろうし、第一にその税収を増やそうと財務省が現実に乗り出すだろう時期まで、当方が生存していられるか否かなどは見通し不明だ。仮に生きていても年金収入だけでは「怖いものなどない。最後に一言をお許し願えば「私は直感的には国民にとテは芳しい制度ではなく、またぞろ財務省に振り回されたのかと思った」ということ。

もう一つ言えば「余り欲を出してカードに多くの機能を盛り込まない方が得策ではないのか」だが、使う方も混乱するだろうし、PCも使えない高齢者には酷だろうと思う。

原監督が辞意

2015-10-18 08:09:44 | コラム
昨夜は気持ち良く就寝出来た:

昨17日夜はヤクルト側で山田が力み過ぎるし畠山も振り回し過ぎでここという好機を全部外したし、杉浦という経験不足の投手を5回まで引っ張ってしまったためにヤクルトは自ら苦戦に持って行ってしまったので、ハラハラしながらヤクルトの勝利を期待して見ていた。だが、一方の巨人もヒットこそヤクルトよりも少し多く打ったとはいえ、肝心要のチャンスを全て逃してくれたので、遂に巨人の敗退となって大いに気分が良かった。言うまでもないが、巨人の敗退で気分良く床につけたのだった。

だが、何を隠そう当方は1960年代末期までは東京生まれとして巨人の支持者だったのだ。だが、1949年に巨人が南海のエース別所昭を強引に引き抜いた辺りから巨人(=読売)に対する疑念と不信感が芽生えていた。そしてその後の球界の盟主とかスポーツマスコミが持ち上げ、今では普通となった横暴な振る舞いが高じてきた辺りから巨人嫌いに転じていったのだった。

さて、昨夜の負け方である。あれは私が貶した「昔の名前で出ています打線」のせいでも何でもなく積年の巨人の悪行の報いであり、凡庸な原監督に10年もやらせた結果であり、原が自分の周囲を固めた子飼いの無能コーチのためであると私は断じたい。今年辺りの惨状を見てみたまえ、あのコーチ連中がまともな投手や打者を一人でも育てたか。主力は皆他所で名前を売った下り坂の高齢者ばかりではないか。

あの一本目を張っている連中で純粋に高校から入って来て兎も角も使い物になっていたのはショートストップでキャプテンでもある坂本一人ではないか。その坂本にしたところで打つ方も不安定だし守りも一流にはほど遠い凡庸な選手に過ぎない。素材としては認めるが教え方が悪いのか、本人の精進が不足なのか、あるいは両方か、中途半端ではないか。

原の監督としての手腕にも問題があるが、彼の望みなのか、球団幹部の方針なのか、あるいは全ての組織を超越した存在のお方のご意向なのか、後から後から無秩序に他所の球団で盛りを過ぎたというか成長する望みがないFAか戦力外を連れて来られて「さー、良い選手を揃えてやったから優勝して見せろ」といわれても手の施しようがなかったのではないか。その点は同情しても良い。

しかも、同じ高校出身だった太田泰示等は私にはタダの木偶の坊にしか見えなかったが、原監督は最後まで精一杯目をかけて使おうとしたが、見込みのない素材が伸びるわけがなかった。過ぎ去った今年のシーズンで伸びてきたのはソフトバンクが放出した立岡一人だったのも何とも皮肉な現象だった。捕手にしては二流だが打つ方が一流だった阿部も結局は監督の使い方の誤りでどっちつかずに終わったのも気の毒だった。

あのティームをどうしても立て直したかったならば他所のお古を大金を出して連れてきて高校などから直接入ってきた連中の将来の芽を摘んでしまうような政策を改めることが先決だ。いっそのこと、ヤクルトや日本ハムのように若手か新人を思いきって使いながら伸ばしていくことを考えても良い時期が来たのではないか。但し、これには上層部やマスコミが「常勝、巨人軍」などと陳腐なことを言わない、言わせないようにせねばなるまい。

ここまで言ったのだから具体的に私の巨人軍再建案の一部を披露すれば、今年限りで「戦力外」とすべきは村田、井端、片岡、杉内、大竹、高橋由伸、アンダーソン、マシソン、もしかして内海、走るだけの鈴木辺りが思い浮かぶ。更に言えば完全に盛りを過ぎた阿部も売りに出すのも一法かも知れない。だが、巨人の首脳部は絶対にこういうことは考えないだろうと本気で危惧する。

大きな話しをすれば、セントラルリーグは巨人という妙な存在がある為にパシフィック・リーグとの対比では大いに見劣りがする存在になってしまった。その点を巨人が大いに反省すべき時でないのか。だから、真中監督がソフトバンクと日本シリーズを戦うことになって「うちがどれくらいやれるか楽しみ」等と言ってしまったではないのか。私に言わせて貰えば「ランキング1位対5位の対戦か」となるほど差があるように思えるのだ。ヤクルト、頑張れ!